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【秋の箱根泊2021/箱根旧街道線沿い史跡巡り その9】箱根旧街道杉並木
旧街道石畳から芦ノ湖畔の杉並木へ
甘酒茶屋の先、”箱根旧街道“から権現坂を抜けて芦ノ湖畔に到達した旧東海道は、葭原久保(よしわらくぼ)の一里塚を通過すると、そのまま杉並木へと進みます。
入り口付近、杉並木の手前に作られているのは、この杉並木が旧街道に由来するものであることを歩行者に伝える、
二つの石碑です。
この石碑に出迎えられる形で杉並木に入ると、”芦ノ湖まで”の石畳歩きはひとまずフィナーレを迎えますが、
その余韻に浸るかのように、雰囲気のある道がしばらく続きます。
箱根の杉並木は、旧街道時代、街道を歩く旅人のために木陰を作ろうという幕府の発想が元になって作られたようです。
同じ旧東海道でも、山中に通された旧東海道=現在の732号線に沿うように通された険しい山道とは異なり、芦ノ湖畔ではまっすぐの道が平坦に延びる形で杉並木が続きます。
道中には”箱根旧街道杉並木”の案内板や、
戦没者慰霊碑を眺めつつ、
恩賜箱根公園(公式サイト)の駐車場傍で、国道一号線に合流します。
この後、国道一号線沿いを箱根町港方面へと歩いて駒形神社や芦川の石仏群傍へ向かうのが旧東海道ルートで、芦川の石仏群の先は、接待茶屋の一里塚(静岡)方面へと続きます。