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【横浜山手の坂道】フェリス坂(元町交差点傍から山手本通り方面へ)
フェリス坂へ
ロケーションと坂名の由来
旧町名から西野坂(正式名称)とも呼ばれている通称”フェリス坂”は、元町の交差点付近から始まって、山手本通り付近までが結ばれた坂道です。
“現存する日本最古の女子校”であるフェリス女学院(公式サイト)の敷地に沿うように作られていて、同校の中高生の通学路となっていることが、坂名(通称名)の由来です(参考:横浜山手と女子校)。
横浜山手の近代史と共にあった、それも女子校では県下随一の名門校の名前が坂名(通称名)に付されているというあたり、ご当地感の塊を思わせる風情がありますが、実際、この坂道の評は総じて”フェリス坂”としての評で、フェリス女学院の中学校・高校について一言付したレビューも目立っています。
フェリス坂沿いの風景
坂道の起点は、元町交差点付近、元町仲通りから少し入ったところにあります。
「ある程度急な坂道を一気に上ってしまう」という特徴は横浜山手の坂道にありがちですが、フェリス坂もそのご多分に漏れていません。入り口付近に立っただけでわかる急角度の坂道は、どことなく額坂や見尻坂と同種の雰囲気を醸しています。
一段一段はさほど高くないとはいえ、割と延々続く階段坂が伸びているのがわかりますが、
振り返ると、高田坂からの眺めに似た景観があります。
坂道の途上には学校の敷地間をつなぐ渡り廊下が通されていますが、階段坂はその少し先まで続きます。
階段坂を上りきったところからは山手本通りまでの視界が開けていますが、この先で山手本通りを右に進むとカトリック山手教会方面、左に進むと汐汲坂方面です(共に徒歩約1分~2分圏内です)。
同じ”フェリス”ということでは、山手本通りの向こう側(=本牧通り側)に、フェリス女学院大学の校舎など、大学関係の施設が固まっています。