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【横浜街歩き】横浜港シンボルタワー(本牧ふ頭D突堤、バス・車利用)

三渓園/本牧エリア

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【横浜街歩き】横浜港シンボルタワー(本牧ふ頭D突堤、バス・車利用)

about シンボルタワー

信号所と公園

横浜港シンボルタワー(公式サイト)は、1986年(昭和61年)7月、本牧ふ頭の先端に位置するD突堤に開業した、海上保安庁・第三管区海上保安本部管轄下にある信号所です。横浜港に入港する船舶にここから信号を送っているとのことで、タワーの高さは海抜48.19メートル(アンテナ部分を含むと同58.5メートル)、一般的なマンションだと16階建ての高さ(同19階の高さ)に該当します。

中々壮観な建物なのですが、ただ単に港湾施設がそこにあるというだけでなく、シンボルタワーの周辺が公園になっていて、来訪者一般に広く開放されています。

ロケーション -本牧ふ頭とシンボルタワー-

”D突堤”とシンボルタワー

山下・本牧エリアにはA~Dの四つの突堤を持つ本牧ふ頭の他、山下公園に隣接する山下ふ頭、三渓園や本牧市民公園の東側に位置する南本牧ふ頭と3つのふ頭がありますが、シンボルタワーがあるのは本牧ふ頭のD突堤です。

本牧ふ頭内では、首都高速湾岸線が縦貫している新山下エリアの突堤がA突堤、そのすぐ東隣(海側)に作られているのがB突堤、B突堤の東側、海方向に向かって小さく地続きになっている部分がC突堤、C突堤からさらに海側に進んだところに、B突堤とほぼ同じ大きさで作られているD突堤があります。

ということでシンボルタワーがあるD突堤は、4つの突堤の中で一番奥、一番海側(東側)に位置しています。

ふ頭内の風景

立地が立地なので、タワーに着くまでに貿易港としての横浜港の姿を見ることもできる、タワーに着いてからは港の様子を一望出来るなど、それが万人受けするかどうかはともかく、ふ頭一流のというか独特の風情を楽しむことが出来ます。

やや不便なのは、立地上ふ頭の端にあるために、徒歩だと行き辛い点です。

また、本牧ふ頭はそもそも貿易港としての機能を担うことが期待されているふ頭なので、大型車(コンテナ車)が多く走ります。そのため、単純に道だけを基準とするならとても走りやすかったりはするのですが、大型車特有の「圧」は、普通車を運転していても怖いと感じる場合があるにはあります。

なので、徒歩や自転車よりは車かバスがお勧め、コンテナ車に囲まれて走る圧迫感が苦手な場合は、車よりバスがお勧めです(参考:横浜駅始発の路線バス 26系統)。

本牧ふ頭内の風景

本牧ふ頭・C突堤まで

山下公園・山下ふ頭側からではなく本牧通り側から入ると、ふ頭に入る前の時点でA突堤上を走る高速湾岸線が望めますが、ふ頭内では、割と道が大雑把に作られているように見える部分もあります。

ところによってはぼちぼち平成や昭和が残されているように見える風景の中を走りつつ、C突堤からD突堤に入ると、進行方向左側、突堤の先端方向にシンボルタワーが姿を現します。

D突堤エリアへ

写真右側のネットですが、D突堤内には中学硬式野球で県下有数の強豪チームである、中本牧リトルシニアの練習場もあります。

中本牧リトルシニアは、強打のユーティリティープレーヤーとして鳴らした元中日ドラゴンズの森野選手(中本牧→東海大相模→中日ドラゴンズ)、NPB引退後はメキシコリーグや米独立リーグなどで活躍している元横浜DeNAベイスターズの外野手、乙坂選手(中本牧→横浜高校→横浜DeNAベイスターズ)等の出身チームです。

中本牧のグラウンドのすぐ隣には本牧海釣り施設(公式サイト)もあって、堤防釣りで一年中色んな魚が狙えるようです。

本牧ふ頭の手前、新山下界隈の海沿いには昔からの釣り船屋さんもあり、今現在南本牧ふ頭がある一帯の海沿い(三渓園付近の海岸沿い)には、開港以前に砂浜がありました。

その意味では、僅かながらとはいえ、かつての横浜が残されている一帯でもありますね。

横浜港シンボルタワー

外観

貿易港としての横浜の中に、昔からの横浜がぼちぼち潜んでいるような一帯の海沿いを走ると、D突堤の端までたどりついたところに駐車場とバス停があり、横浜港シンボルタワーがあります。

遠目に見るとさほどでもない階段も、正面から見ると割と迫力があります。

近寄ってみると、純粋に観光用途で作られたものではなさそうだという雰囲気がよりはっきりと伝わってきますが、頂上付近とその先に伸びたアンテナなど、特に現役の通信施設であることを感じさせます。

シンボルタワーの正式名称は”横浜港シンボルタワー 本牧船舶通航信号所”です。

横浜港シンボルタワーは、海上保安庁・第三管区海上保安本部の管轄下にある現役の信号所ですが、総合的には船舶の運航業務にかかわる機能だけが持たされた施設ではないということで、訪問者一般にとっての憩いの場としての役割も期待されています。

低層階からの風景

低層階部分で弧を描いている部分ですが、ここではタワーの周辺空間を歩けるようになっていて、

海方面を望むことも、

突堤内部を見下ろすことも出来ます。

展望台からの風景

メインとなる展望フロアまでは、海抜ではなくタワーの高さ計算では、約24メートルの高さがあります。1階分を3メートルだと判断するマンション換算だと地上8階分の高さです。

エレベーターでも上れるらしいのですが、階段で上ることも出来ます。

ということで、タワー頂上付近の展望室から。

ベイブリッジ方面、

大黒ふ頭・鶴見つばさ橋方面、

D突堤内、商船三井のスペース、

D突堤入口付近や海釣り施設、南本牧ふ頭方面です。

貿易港としての横浜港の中心部から横浜港を眺めることが出来る感じの風景は、中々壮観です。

ヒアリに注意!

横浜港シンボルタワー訪問時の注意点としては、特定外来生物のヒアリ(環境省公式サイト “特定外来生物ヒアリに関する情報“)が日本で初確認された時期、ヒアリが発見されたエリアの一つがまさにここ、本牧ふ頭D突堤内だったという点が挙げられますが、実は横浜港では現在も、ヒアリが確認されたり確認されなかったりという状況が続いています。

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