内苑地区と”茶室”エリア
臨春閣・亭榭から月下殿へ
三渓園の内苑地区(旧・原家の私邸エリア)に移築された重要文化財、月華殿への上り階段です。
臨春閣の向こうには園内のシンボルである三重塔を望むことも出来ますが、
そんな”日本庭園然”とした階段の上に、月華殿は位置しています。
月華殿は17世紀初頭の京都・伏見城にあった大名来城の際の控え所(1603年築)、天授院は鎌倉五山・建長寺近くに置かれていた地蔵堂の建物(1651年築)です。共に、国指定重要文化財となっています。
参考
天授院と金毛窟
月華殿の奥にあたる位置には天授院があり、
月華殿・天授院という二つの重要文化財の間、月華殿の隣には、
三渓園の主・原三渓が構想した茶室である、”金毛窟”(大正7年=1918年築)が置かれています。⠀
春草廬(しゅんそうろ)
元々は月華殿に付いていたといわれる、期間限定公開の重要文化財・春草廬は、
内苑地区の奥にあって、周辺の緑に溶け込むような風情を醸す、小さな建物です。
和室の横に、
小さな茶室が併設されています。
参考
- 三渓園公式サイト “春草廬“
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