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【街歩きと横浜史】三渓園 -聴秋閣-

三渓園/本牧エリア

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【街歩きと横浜史】三渓園 -聴秋閣-

聴秋閣

三渓園内苑地区に移築された重要文化財・月華殿からの下り坂道に並行して流れる小川の先に位置しているのが、現在、同じく国指定重要文化財となっている、聴秋閣です。

三渓園に正門から入った場合、月華殿や天授院等と並んで内苑地区でも一番奥に位置しています。

聴秋閣は、かつて京都の二条城内にあったといわれる、徳川幕府三代将軍・家光とその乳母である春日局縁の建造物ですが、京都の二条城は、江戸城と並んで江戸時代を象徴するお城です。

初期においては、江戸幕府初代将軍の家康が征夷大将軍に任命されたことを祝う祝賀の儀が開かれた城であり、三代将軍・家光の時代までは、同様に祝賀の儀が開かれた城だったのが二条城でした。

時は巡って幕末になると、14代将軍徳川家茂が家光以来となる229年ぶりの将軍の二条城入城を果たします。さらに、14代・家茂に続く最後の将軍である15代将軍・徳川慶喜は二条城内で征夷大将軍に就任し、かつ二条城内で大政奉還(政権を朝廷に返上する宣言)を行っています。

このことによって、江戸時代の始まり(始めの三代)と終わり(最後の二代)に、共に二条城が絡んでくることとなりました。

三代将軍・徳川家光の時代には、紫衣事件(朝廷が紫の衣を高僧に与える権限を幕府が認めなかったことによって起こった、朝廷・幕府間の確執)を巡って一時的に朝廷と幕府の関係が悪化したこともあったのですが、その紫衣事件の一方の当事者であった後水尾天皇を二条城に招くために造られた、「行幸御殿」の一部が聴秋閣です。

「行幸御殿」増築を含む二条城の改築は、三代将軍の家光主導で行われました。

聴秋閣と二条城・春日局

別記事に移転しました(【街歩きと横浜史】三渓園・聴秋閣と二条城・春日局)。

開園情報/アクセス

開園情報他

開園期間12月29日~31日までを除く9時~17時(最終入園16:30)
交通案内公式サイトに詳しい経路案内があります
入園料中学生以上700円、小学生以下200円
割引制度前売り券と20名以上の団体は100円引き
回数券/年間パスポート回数券は大人:5枚3000円、子供:5枚500円。
年間パスポート:1年間2500円
駐車場最初の2時間500円、以降30分毎100円。当日最大1000円。

アクセス(聴秋閣)

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