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【横浜山手の坂道】見尻坂(元町商店街から外国人墓地傍へ)
見尻坂へ
ロケーションと坂名の由来
見尻坂は、元町商店街(公式サイト)の元町中華街駅・元町口側入り口の傍、元町プラザの角を左折した奥にあたるウチキパン付近から、アメリカ山公園入り口付近に向けて通された坂道です。
上り始めの時点で既に結構急な上り坂となっていることがわかりますが、「坂道の角度が大きいため、人の尻を見ながら上ることになる」というのが”見尻”坂と名づけられた所以だとされています。
写真右手の門は、上りの見尻坂右手に広がる外国人墓地敷地への入り口(関係者専用)ですが、幕末期に黒船で来航したペリーの依頼によって設置されることとなった外国人墓地は、この付近から歴史が始まりました(参考:外国人墓地のはじまりと、開港期横浜の”墓地”事情)。
坂道が元町商店街付近から始まっていることや、その途上に旧外国人居留地との境界があったことなど、通されたロケーションが話題になることも多いのですが、まずはその名のとおりのキツめの角度で坂道が始まります。
階段坂へ
坂道の途中から階段が登場し、かつての外国人居留地エリア(現在の山手地区)へ入ると、やや歩きやすい坂道となります。
一段一段が微妙に長いことから、歩幅を一定にすると必ずしも普通の階段と同じようには上れなかったりするので、本当に歩きやすいかどうかについては評価が割れそうですが、この階段があるおかげで少なくとも上り坂が緩やかになったようには感じるので、その意味では坂道が楽になります。
坂道が階段坂になった辺りから、隣に外国人墓地があるということがよくわかる一帯になってきます。簡素な柵を隔てて、墓地が丸見えという状態ですね。
上り坂の左手上方はアメリカ山公園ですが、公園内の遊歩道脇に作られた屋根は、見尻坂からも見えます。
坂道を上りきると、
すぐ左手には元町中華街駅屋上・アメリカ山公園入り口があり、右手には山手本通りへと繋がる坂道が伸びています。
山手本通りへの坂道
見尻坂の右手に伸びている、アメリカ山公園出口から道なりに続くなだらかな坂道は、
坂道の途中に横浜地方気象台などを経由して、
横浜外国人墓地のすぐ横、山手本通りへとつながっています。