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【みなとみらい線沿線の四季/本牧エリア】秋の三渓園2020
内苑地区
気がつけば秋もそろそろ終わりですね、という11月の下旬、三渓園(公式サイト)の内苑地区まで。
入ってすぐに望める大池に浮かぶ木造の船の他、
園内は正面に広く視界が開け、ほぼ360度の緑が目に飛び込んでくるなど、
三渓園内では、入園と共に別世界が広がります。
三渓園の開園や市電の開通と共に、明治末以降開発が本格化した本牧の住宅街のど真ん中に位置し、かつ臨海部では工業地帯・倉庫街となっている南本牧のふ頭部分に隣接しているのが三渓園のロケーションですが、そのことを微塵も感じさせないのが園内の魅力です(参考:横浜の歴史年表 その2:明治の横浜)。
睡蓮池・大池
鶴翔閣前には睡蓮池という、睡蓮がたくさん浮かぶ池があるのですが、
その周辺でも、秋が色づいていました。
通りを挟んで大池のほとりでは、秋真っ只中というよりは、冬のはじまりの雰囲気が漂っています。
月華殿/金毛窟/天授院
臨春閣横からはじまる階段を上って、月華殿(げっかでん)、金毛窟(きんもうくつ)、天授院(てんじゅいん)が並んだエリアへ(参考:三渓園 -月華殿、天授院、金毛窟、春草廬-)。
ススキと紅葉、ここでも秋の風景を楽しむことが出来ます。
臨春閣周辺
臨春閣は、正門から入った場合内苑地区の一番手前に位置している建物で、紀州徳川家初代藩主・徳川頼宣が17世紀半ば(慶安2年=1649年)に和歌山に建てた別荘建築です。徳川幕府8代将軍・徳川吉宗が幼少期を過ごしたのではないかとみられている建物ですが、その臨春閣からさらに少し奥へと進むと、期間限定公開されている聴秋閣が出てきます。
臨春閣にはじまり聴秋閣周辺へと続く内苑地区の中心部分は、かつて原家の私邸部分だったという、いわば三渓園の奥座敷にあたる一帯ですが、
秋の青空の下、”かつて”が残されたかのように広がる日本庭園も、秋の終わりを迎えています。
開園情報/アクセス
開園情報他
開園期間 | 12月29日~31日までを除く9時~17時(最終入園16:30) |
交通案内 | 公式サイトに詳しい経路案内があります |
入園料 | 中学生以上700円、小学生以下200円 |
割引制度 | 前売り券と20名以上の団体は100円引き |
回数券/年間パスポート | 回数券は大人:5枚3000円、子供:5枚500円。 年間パスポート:1年間2500円 |
駐車場 | 最初の2時間500円、以降30分毎100円。当日最大1000円。 |