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【横浜山手の坂道】汐汲坂(元町商店街、山手本通り間)
汐汲坂へ
ロケーション -代官坂と汐汲坂-
代官坂の西側に位置し、代官坂同様元町商店街(公式サイト)から山手本通りへと伸びた坂道が汐汲坂です。
代官坂はみなとみらい線の元町中華街駅寄り寄りに、汐汲坂はJR根岸線の石川町駅寄りに、それぞれ通されています。
地図上元町商店街右端(東端)に位置する元町中華街駅側のオブジェと、左端(西端)に位置する石川町駅側のオブジェの間が”代官坂の起点と汐汲坂の起点でおよそ三等分されている”ことも特徴ですが、二本の坂道は元町商店街や元町仲通り商店街内での現在地を知るためのちょっとした道しるべになります(参考:代官坂と汐汲坂)。
代官坂傍にいるなら元町中華街寄り、汐汲坂傍にいるなら石川町寄りといった感じですね。
坂名の由来
“汐汲坂”の名前の由来には、「農業用水(海水)の運搬ルートだった」「かつて付近で製塩が行われていた」「汐見がなまって汐汲となった」など、諸説あるようです。
通説や有力説無しで諸説が併存しているのであれば、実際にはそのどれでもなかったなんて場合もないわけではないのかもしれませんが、反対に、そのすべてが僅かずつ含まれているなんてことでもあるのかもしれません。
いずれにしても、横浜山手の他の多くの坂道同様「いつの間にかそう呼ばれるようになっていた」という点が各説に共通しているようで、公式には、”海水が運ばれるルートだった”ことがその名の由来だとされています。
車の場合は代官坂へ!
汐汲坂は、夕方以降は車の通行もぼちぼちありますが、代官坂と比べても道幅も狭く、交通量も少な目です。その上での通行時の注意点としては、さほど広いわけではない坂道沿いに幼稚園があるため、平日日中は汐汲坂中ほどの一部区間(元町幼稚園付近)が歩行者天国になることが挙げられます。
ちなみに、元町商店街から汐汲坂経由で山手本通りに出た後、そのまま本牧通り方面に向かって下っていくと、元街小学校前で代官坂から伸びた坂道に合流します。
そのため、汐汲坂から進んでも、代官坂から進んでも、いずれにしても元街小学校前より先同じルートを取って本牧通りへ向かうことになるので、車なら代官坂経由で、汐汲坂は徒歩メインのルートとしてプランするのがお勧めです。
汐汲坂沿いの風景
元町商店街寄りのエリアでは、代官坂と並んで比較的グルメが充実していることも特徴の一つですが、山手本通りが近づくにつれお店も減っていき、道幅も徐々に狭くなっていきます。
汐汲坂自体は割と急な坂道なので、仮に横浜が豪雪地帯だったとしたら、冬場はかなり怖い坂道になっていたことでしょう。
汐汲坂を上りきった交差点付近、写真左側の施設の扉にエンブレムが付されているのが分かりますが、汐汲坂の西側、元町幼稚園より上側のエリアは、その大部分がフェリス女学院(中学校・高校)の敷地になっています。
写真右方向に伸びた道が山手本通り、左側の下り坂道が(直進すると本牧通りへ抜けることが出来る)箕輪坂への下り坂です。
汐汲坂と山手本通りが交差する交差点付近は、春は満開の桜でとても華やかになります。