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【横浜山手の公園】港の見える丘公園(元町中華街駅最寄りの”港が見える丘”)
about 港の見える丘公園
みなとみらい線・元町中華街駅から徒歩圏内にある港の見える丘公園(横浜市公式サイト)は、開港後の横浜の歴史と歩みを共にしている、横浜山手を代表する公園・庭園の一つです(参考:港の見える丘公園の近代史(幕末から明治へ))。
2館の西洋館(横浜市イギリス館、山手111番館)の他、大佛次郎記念館(公式サイト)、神奈川近代文学館(公式サイト)、喫茶店”cafe the rose”(公式サイト)、ホテル・レストラン”KKRポートヒル横浜”(公式サイト)、公園中央部には四季を通じて楽しめる一面の花壇(イングリッシュ・ローズの庭、香りの庭、バラとカスケードの庭)が設置されています。
フランス山地区と西洋館・文学館以外のエリアは24時間入場可、文学館(大佛次郎記念館、神奈川近代文学館)と喫茶店(cafe the Rose)、ホテル(KKRポートヒル横浜)以外の施設は入場無料です。
公園北部
港の見える丘公園・フランス山地区
公園北部、元町中華街駅最寄りのエリアにはフランス山地区がありますが、フランス山地区に並走するように通された坂道が、バス通りである谷戸坂です。
明治29年(1896年)から昭和33年(1958年)までフランス領事館が置かれていたことに因んで”フランス山”と呼ばれるようになった一帯は、現在夜間は閉鎖されていますが、7時~17時は全季節開園しています。
入場料は無料です。
公園中央部
展望台エリア
“公園の顔”ともいえる展望台エリアは、年中無休で24時間開放されています。入場料は無料です。
KKRポートヒル横浜
KKRポートヒル横浜(公式サイト)は、港の見える丘公園入り口付近にあるホテルです。
ホテルの建物自体、展望台の向かいに位置しているので、抜群のロケーションが楽しめます。
KKR=国家公務員共済組合連合会(公式サイト)の施設ですが、一般の利用も可能です。
横浜市イギリス館/イングリッシュ・ローズの庭
港の見える丘公園の中心部に位置しているのは横浜市イギリス館、
及びその前に作られた庭園であるイングリッシュ・ローズの庭(ローズガーデン)です。
横浜市の公式サイト(港の見える丘公園・バラの種類と本数)によると、約150種、800株のバラが植えられているようです。
庭園への入場、横浜市イギリス館への入館は、共に無料です。
イギリス館の開館時間は9:30~17:00(7・8月は~18:00)、毎月第4水曜日の他、年末年始(12/29~1/3)が休館です。
有料イベントや、有料でのスペースレンタルも可能です。
香りの庭
イングリッシュ・ローズの庭の隣、海側に造られた花壇が香りの庭です。
横浜市の公式サイト(港の見える丘公園・バラの種類と本数)によると、約100種、400株のバラが植えられているようです。
バラがメインの花壇ですが、その名の通り、盛期にはほのかなバラの香りを楽しむことも出来ます。
入場は無料で年中無休、24時間開放されています。
公園南部
山手111番館
港の見える丘公園内、市バス20系統のバス通りに面したところにある西洋館が、山手111番館です。港の見える丘公園内では、噴水塔や、後述するバラとカスケードの庭に隣接しています。
開館時間は9:30~17:00(7・8月は~18:00)、毎月第2水曜日の他、年末年始(12/29~1/3)が休館です。入館は無料で、有料イベントや、有料でのスペースレンタルも可能です。
噴水塔(近代水道設置100周年記念)
山手111番館のすぐ隣にある噴水塔は、昭和62年=1987年に、近代水道設置100周年を記念して作られたものです。
“100周年”時にはこの噴水塔と同型の噴水塔がもう一基作られたのですが、昭和62年に二基作られた噴水塔は、かつて旧横浜停車場前(現桜木町駅前)に設置された噴水塔のレプリカにあたります。
二基作られたレプリカは、一基は港の見える丘公園内に設置され、もう一基は当時の横浜の水源であった津久井郡津久井町に寄贈されました。
一方で”オリジナル”(明治20年=1887年、横浜に日本初の近代水道が設置されたことを祝し、当時の横浜駅前=現在のJR桜木町駅前設置されました)の方は、2021年9月をもって閉館した保土ヶ谷の横浜水道記念館に展示されていた他、現在はJR桜木町駅前に写真で展示されています。
喫茶店”cafe the Rose”
バス通り側から見た山手111番館地下一階部分が、喫茶店”cafe the rose”(公式サイト)です。
営業時間は10:00~17:00(7・8月は~18:00)、毎月第2水曜日が定休です。
バラとカスケードの庭
バラとカスケードの庭は、山手111番館の裏手にある庭園です。
横浜市の公式サイト(港の見える丘公園・バラの種類と本数)によると、約80種、750株のバラが植えられているようです。
庭園内からは、山手111番館の他、横浜市イギリス館を見上げることも出来ます。
入場は無料で年中無休、24時間開放されています。
大佛次郎記念館/神奈川近代文学館
公園内南端の”文学館エリア“にあるのが、大佛次郎記念館(公式サイト)と神奈川近代文学館(公式サイト)、二館の文学館です。
大佛次郎記念館の開館時間は10:00~17:30(4月~9月)、10:00~17:30(10月~3月)で、毎週月曜日を中心に休館日が設定されています(詳細は公式サイトへ)。入館料は大人200円、中学生以下無料、毎月第二・第四土曜の他23日は高校生無料です。
有料でのスペースレンタルが可能です。
神奈川近代文学館の開館時間は、展示室が9:30~17:00(最終入場16:30)、閲覧室が9:30~18:30で、毎週月曜の他、年末年始(12/28~1/4)が休館です。
展示室への入館は有料(学生以外の一般常設展示150円、特別展示300円。詳細は公式サイトにて)、閲覧室への入場は無料です。
大佛次郎記念館同様、有料でのスペースレンタルが可能です。
霧笛橋前広場と霧笛橋
大佛次郎記念館と神奈川近代文学館、二館の文学館をつなぐ位置に造られた広場が霧笛橋前広場で、霧笛前広場から神奈川近代文学館方面に伸びた橋が霧笛橋です。霧笛橋付近には、新山下エリアとの間月流れた坂道である、ちどり坂があります。
霧笛橋前広場からの景観は、イギリス館前や展望台エリアからの景観に勝るとも劣りません。丘の上から港を望むにあたっての、お勧めスポットの一つです。
アクセス
公共交通機関を利用する場合、横浜市営バス20系統(JR山手駅・桜木町駅間)・あかいくつ号の”港の見える丘公園前”、および神奈中バス11系統の”港の見える丘公園前”バス停下車です。
みなとみらい線・元町中華街駅(元町口/アメリカ山公園口)からも徒歩圏内にあります。