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【山手本通り歩き】横浜山手聖公会(元町公園前、山手234番館隣)
about 横浜山手聖公会
横浜山手聖公会(横浜山手聖公会公式サイト、日本聖公会横浜地区公式サイト)は、1863年(文久3年)、現在の中華街の一角に生まれた”横浜クライスト・チャーチ”をルーツとした教会です。
“幕末・中華街界隈”という部分では、横浜天主堂をルーツとするカトリック山手教会と同様のルーツを持っていますが、現在は山手本通りを挟んで元町公園の向かい、山手234番館(山手西洋館公式サイト)の隣に位置しています。
1901年(明治34年)に現在地の山手町235番地に移った後、1923年(大正12年)の関東大震災で当時の聖堂が崩壊する、1931年(昭和6年)に現在の聖堂への復興を果たすものの、1945年5月には空襲に遭い、時は流れて平成の世となった2005年(平成17年)には放火に遭うなど、いくつもの試練を乗り越えながら、現在も創建当時の姿を維持しています。
元々聖公会の内部では、”クライストチャーチ”は英語を使った集まり(英語会衆)、戦後1947年(昭和22年)に発足した山手聖公会(日本語会衆)は日本語を使った集まりを意味していたようですが、現在では双方とも、ほぼ同じ活動を進めているようです。
“聖公会”は16世紀に当時のローマ・カトリック教会から分派した英国国教会を母体とする教会ですが、英国教会は元々その始祖となったテューダー朝の第二代イングランド国王・ヘンリー8世の私情によってカトリックから枝分かれしているため、いわゆるルター派やカルヴァン派のように”カトリックの改革”が教義の柱とされているわけではなく、カトリックの要素を色濃く持ったプロテスタントの宗派であるといわれます。
組織的には聖公会の日本での活動の母体が日本聖公会、その日本聖公会の中で横浜地区に属しているのが、横浜山手聖公会です。
現在は毎週日曜日の他、ウィークデーにも礼拝が行われています(参考:横浜山手聖公会公式サイト “礼拝時間ご案内“)。以前伺った話によると、内部の見学は”礼拝”という形であればOK、写真撮影はNGです。
参考:横浜山手聖公会公式サイト “聖堂(礼拝堂)について“、日本聖公会横浜教区公式サイト “横浜山手聖公会“