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横浜開港資料館(開港広場公園隣、象の鼻、大さん橋傍)

歴史的建造物

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横浜開港資料館(開港広場公園隣、象の鼻、大さん橋傍)

旧・イギリス総領事館と横浜開港

開港資料館とイギリス総領事館

開港広場公園のすぐ隣には、関東大震災後の1931年=昭和6年に英国総領事館として建てられた、旧イギリス総領事館=現横浜開港資料館(公式サイト)が置かれています。

1981年=昭和56年には開港資料館としてスタートし、2007年=平成19年には赤レンガ倉庫神奈川県立歴史博物館等々と共に、経済産業省の”近代化産業遺産”(『貿易立国の原点』横浜港発展の歩みを物語る近代化産業遺産群)に指定されています(経済産業省公式サイト 近代化産業遺産近代化産業遺産群33“。

港の見える丘公園内にある横浜市イギリス館はかつて英国総領事の公邸(=住居)だった建物ですが、開港広場公園横に残されているのは、イギリスの総領事館=総領事の職場跡です。

門扉には、旧英国総領事館の由緒書きと、

開港資料館の表札が、それぞれ掲げられています。

同様の門は日本大通り側にも作られていますが、

日本大通り沿いの歩道には、開港資料館旧館の由緒書きも用意されています。

ペリー上陸とたまくすの木

敷地内の中央部には開港期以降の横浜に因んだパネルが色々用意されていて、その中にはペリー一行来航時の様子がプリントされた石板が置かれているのですが(参考:和親条約と修好通商条約)、

この絵の右側に描かれた木から育った木が、

現在、開港資料館の中庭に立っているたまくすの木です。

海側にある出入口から入ると正面に位置しています。

獅子頭共用栓とブラフ溝

“横浜から広がった西洋文化”の説明が書かれたパネルが置かれた傍には、

元町公園内桜道沿いにも残されている、山手地区ではお馴染みの”ブラフ溝”と、横浜に日本で初めて近代水道が引かれた直後、市内の各所で使用されていたという”共用栓”(ブラフ溝の奥に置かれているものがそうです)が置かれています。

当時(明治18年~20年頃)は、道端に設置されたこの共用栓から水の供給を受けていたようです。

館内の資料展示

残念ながら館内は撮影禁止なのですが、特に開港期にまつわる資料(当時の写真や絵、再現模型、原寸大の新聞、瓦版、遺構からの出土品、書類等々)が数多く展示されているので、とても見ごたえがあります。

“PORTER’S LODGE“(ミュージアムショップ、カフェ、コンシェルジュ)

2023年7月、横浜開港資料館敷地内に、旧英国総領事館(現・開港資料館旧館)の付属棟を再利用した“PORTER’S LODGE“がオープンしました(参考:開港資料館公式サイト “「ミュージアムショップ&カフェ「PORTER’S LODGE」OPEN!“)。

“PORTER’S LODGE“は、カフェとミュージアムショップの機能を持つコンシェルジュ(観光案内所)で、開港以来の横浜の歴史や英国総領事館としての歴史ゆかりのオリジナル商品などを取り扱っています。

開館時間/アクセス

開館時間他

開館時間は9時30分~17時、休館日は年末年始と毎週月曜日、入館料は一般(高校生以上)が200円、20名以上の団体の場合150円、小中学生と横浜市内在住65歳以上の場合100円(20名以上の団体の場合80円)です(詳細は公式サイト”利用案内“へ)。

このほか、事前予約制で横浜開港資料館が所有する資料を閲覧することも出来ます(利用料100円。詳細は公式サイト “閲覧室でご覧になれる資料“)。

アクセス

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