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“キングの塔”神奈川県庁本庁舎(日本大通りエリア)が修復工事入り
2019年の台風被害と”キングの塔”
日本大通りや港ヨコハマを象徴する建築物”横浜三塔“のうちの一塔、キングの塔こと神奈川県庁本庁舎(公式サイト)が修復工事に入るようです。
今回修復されるのは、建物屋上の最も高い部分です。
2022年1月11日付読売新聞の報道によると、被害状況は、
「五重塔など仏塔の頂部に据えられる「相輪」を模した高さ約400センチ、幅50~60センチの装飾部分で、その柱には五つの輪状の傘がついている。
19年10月の台風19号の通過後、下から二つ目の傘の銅板が剥がれ、屋根に落ちているのを県職員が発見した。前月には台風15号も上陸しており、いずれか、もしくは双方の台風による被害とみられる。」(「 」内、読売新聞神奈川ニュース “キングの塔「冠」お直し 県庁本庁舎”より引用)
とのことです。
元々、県庁の本庁舎は、平成25年(2013年)以降進められた県独自の補強計画の他、平成27年(2015年)に新たに決められた耐震強度を満たしていなかったことから、結果的に令和元年(2019年)に至るまで耐震補強工事が続けられてきました(参考 神奈川県庁 “本庁庁舎の地震・津波対策“)。
今回発覚した台風被害による補強工事は、一連の耐震補強や津波対策工事が終了した後に見つかった被害を補強するためのものだということで、ここ数年来の状況を前提とすると一難去ってまた一難的なタイミングではありますが、1月中に工事入りし、3月には終了するようです。