【元町中華街エリア/山手本通り】港の見える丘公園・フランス山地区

元町・中華街(山下公園)駅
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フランス縁の「丘」の山道

フランスの拠点跡と、港の見える丘公園

沿革と公園情報

港の見える丘公園の傾斜部を形成する「フランス山」の名は、横浜開港まもない頃、現在の谷戸橋付近に駐屯していたフランス軍が同地を占拠していたこと、後にフランス領事館および領事の公邸が置かれた(※)ことに由来します。

入り口は、みなとみらい線元町中華街駅・元町口傍、港の見える丘公園・展望台傍の他、谷戸坂沿いにも二つほど用意されています。

季節ごとの日照時間に合わせる形で解放され、夜間は通年で閉鎖されています。

開園時間 時期
7:00~17:00 オールシーズン
6:00~ 4月~9月
~18:00 10月/11月、2月/3月
~19:00 4月~9月

現在のフランス山に残されているのはあくまで遺構であるため、横浜市イギリス館やイングリッシュ・ローズの庭、香りの庭といった「旧・イギリスエリア」(現・イギリス山地区)とは異質の雰囲気があります。

参考

メダリオンと旧フランス領事館

みなとみらい線の元町中華街駅・元町口を出た後、駅構内を背にして右側(元町商店街と反対方向)に進むと、少し歩いたところに用意されているのが港の見える丘公園・フランス山地区の入口ですが、

フランス山地区入口のすぐ傍、フランス橋の直下にあたる位置には、旧フランス領事館の外壁に取り付けられていたとされる、“RF”の文字が刻まれたメダリオンが埋め込まれています。

“RF”は”République Française”=フランス共和国を現した頭文字で、

すぐ傍には、メダリオンについての説明も埋め込まれています。

ちなみにこの地は、既述のように、明治29(1896)年から昭和33(1958)年まで、フランスの拠点(領事館・領事公邸)として機能しました。

現在のフランスの駐日公館は、大使館が都内に、総領事館が京都に、それぞれ設置されています(※)。

参考

クリーニング業発祥の碑/横浜ボウリング発祥の碑

フランス山の入り口付近には、安政年間(1854~60年)に本町5丁目に開業したクリーニング業が慶応年間(1865~68年)に元町にて軌道にのったことを記念して置かれた、という「クリーニング業発祥の碑」と、

元治元(1864)年、当時の外国人居留地内に、現在の横浜市域で初めてボウリングサロンが開場したことを記念して置かれたという、「横浜ボウリング発祥の碑」があります。

二つの記念碑は、元町中華街駅傍の入り口(写真中央の高架下)から入った時に最寄りとなる、フランス山地区入口広場とそのすぐ傍に位置しています。

写真中央にかかるアーチ状の橋は、山下公園通り沿いにある人形の家前までを結ぶフランス橋へとつながっています。

参考

フランス山の「山道」

元町・中華街駅そばの入り口から始まるフランス山への長い階段

フランス山の中腹付近は、

同じ横浜山手の山手公園や元町公園にも似た雰囲気を持っていて、

「綺麗に手入れされた、ちょっとした山道」な雰囲気が魅力となっていますが、

港の見える丘公園横に通されている谷戸坂との連絡口も用意されています。

参考

かつてのフランスの足跡

フランス領事館跡

フランス山中腹付近に位置する領事館(兼領事公邸)跡は、関東大震災後に建てられた建物が焼失してしまった時の姿で、そのまま残されているようです。

かつては「すぐ横に通された谷戸坂こそが繁華街で、元町はそれに比べると寂しい一帯だった」という時期もあったようですが(※)、往年の姿からすると寂れてしまったといえるのであろうこの付近からは、横浜にとっての戦後復興の象徴でもあるという、「横浜港開港100周年記念」で建てられた横浜マリンタワーが視界に入ります。

参考

風車

フランス山中心部に残された風車は、まさにここで使われていた風車ではなく、同時代に使われていた風車が参考にされたというレプリカです。

かつて井戸水をくみ上げるために使われていたという本物の風車自体は、フランス側の資料によって、およそ明治42(1909)年ごろまでは存在していたことが確認出来るようです。

レンガ造り井戸遺構

展望台側の入り口から続く木道を下っていくと、付近にはレンガ造りの井戸遺構が残されています。

現在既に涸れてしまっている井戸は、かつてフランス領事公邸の竣工時に設置されたものですが、現在はフランスの外交拠点在りし日の姿を思わせる「遺構」の一端を形成しています。

この付近は遺構の向こう側に展望台が望める位置で、

港方向にはベイブリッジも映えています。「公園中心部をちょっと離れたところにある木陰」といったエリアで、あと少し上ると「丘公園」中心部に進みます。

参考

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