この記事を読むのに必要な時間は約 3 分4秒です。
【00年代の札幌】札幌市円山球場(円山公園内、円山動物園隣)
円山球場で高校野球・地方大会観戦
about 円山球場
札幌市円山球場(札幌市公式サイト)は、1935年(昭和10年)に開場した、札幌市中心部からもほど近いところにある丸山公園(公式サイト)内に作られた野球場です。
札幌ドームが出来るまでは、初夏の巨人戦が地域の風物詩となるなど、プロ野球の公式戦にもなじみが深い球場として親しまれてきました。
総合運動場内に、陸上競技場、テニスコートと共にや球場が設置されているという形で整備された球場ですが、札幌ドーム完成以降は交流戦やイースタン(二軍)の試合が不定期で行われたほか、高校野球の地区大会をはじめとしたアマチュア野球を中心として使用されているようです。
ナイター設備がないため、日中の利用(デーゲーム)に限定されます。
参考:札幌市公式サイト “円山球場“、野球伝来150年特設サイト “札幌市円山球場“
高校野球・南北海道大会準々決勝 -駒大苫小牧高校vs北照高校-
生まれてこのかたの生活拠点が本州にありながらも名前だけは知っていた、というよりはしばしばその名を耳にすることでなじみがあったという札幌市円山球場ですが、07年の夏、初の観戦機会に恵まれました。
円山球場で野球を見るのが初めてなら、地元県(神奈川県)以外の地域で高校野球の地区予選を見るのも初めてだったという”初物尽くし”の観戦だったのですが、本当にたまたまその時期の札幌にいた上、その日のその時間帯だけが空いていたという文字通りの”スキマ時間”に入っていたのが、南北海道大会地区予選、駒大苫小牧高校vs北照高校の一戦でした。
改めて試合情報を調べてみたところ、07年の南北海道、夏の地区予選の駒苫vs北照は準々決勝で、7月18日の第二試合(?)だったようです。
ところで、07年の駒大苫小牧高校野球部はといえば、現・楽天イーグルスの田中”マー君”投手卒業の翌年のチームにあたります。
戦後二度目となる”夏の甲子園二連覇”達成(2004年、2005年)後、戦後初の夏の甲子園三連覇をかけて、”ハンカチ王子”こと元・北海道日本ハムファイターズ斎藤佑樹投手率いる早稲田実業高校と二日間にかけて決勝を戦ったという、”延長15回引き分け再試合”(2006年)の次の年ですね。
駒苫人気も全国区、自分の中での”駒苫応援熱”も、ともすると地元代表校を上回っていたような時期でもあったのですが、その駒苫が甲子園出場経験もある北照高校と試合をするということで、「これは観に行くしかない」となってしまったんですね 笑。
この日は他にも甲子園出場経験校である函館大有斗高校(元横浜大洋ホエールズ・横浜ベイスターズの盛田投手の母校ですね)や、同じく甲子園出場経験校であり、道内随一の進学校でもあるという札幌南高校なども出場するとあって、もしかするとそのあたりの情報にも後押しされていたのかもしれません。
ということで、外野の芝生席(レフト側=駒大苫小牧高校側)から観戦することにしたのですが、何分にも”初物尽くし”の観戦だったということで、目の中に入ってくる情報量にしても半端無かったです。
見るもの見るものが刺激となってくるんですよね。
試合前練習を観ている時点で、どこかテレビを見ているような気分になってきたことを思い出しますが、
内野席こそ満員状態だったものの、解放されている外野席は結構ゆとりをもって見れる状態でした。
山の中にはジャンプ競技場のジャンプ台が見えたりもしていますが、いざ試合が始まれば高校野球ならではといった応援合戦を楽しむことなんかも出来て、大満足の観戦だったことを思い出します。
試合自体は終始駒苫側がリードする展開で、最終的に6-1で北照高校を下します。
この年の駒大苫小牧高校は結局このまま南北海道大会で優勝して甲子園出場を決めるのですが、残念ながら一回戦で広島代表の広陵高校に4-5で惜敗。
4年連続決勝進出はなりませんでした。
参考:バーチャル高校野球 “駒大苫小牧 6-1 北照“”全国高校野球選手権南北海道大会(2007年)“”第89回全国高校野球選手権大会“