この記事を読むのに必要な時間は約 1 分34秒です。
“箱根”でグループ企業四社が合併、小田急箱根株式会社誕生
小田急箱根グループ(小田急箱根ホールディングス株式会社公式サイト)は、2024年4月1日付で小田急箱根ホールディングス(株)、箱根登山鉄道(株)、箱根観光船(株)、箱根施設開発(株)の四社を合併し、(株)小田急箱根に社名を変更することを発表しました。
今回の合併は、箱根登山鉄道が存続会社となって他三社(小田急箱根ホールディングス、箱根観光船、箱根施設開発)を吸収合併する(三社の法人格は消滅します)、そののちに”箱根登山鉄道株式会社”の商号を”小田急箱根株式会社”に変更する(”箱根登山鉄道”は、会社としては残るが、名前が変わる)という形の合併で、合併後は小田急電鉄(株)が100%の株を有する親会社となります。
このほかに、ビル清掃や管理、ビジネスホテル営業などを業とする箱根登山トータルサービス(公式サイト)と、箱根レイクホテルや箱根エリアでのレストラン運営を業とする箱根プレザント株式会社(公式サイト)が合併し、”箱根プレザントサービス株式会社”となった上で、箱根登山鉄道(株)、箱根観光船(株)の飲食・物販事業を引き継ぐようです。
“箱根プレザントサービス株式会社”と、(箱根以外のエリアでも事業展開しているため)今回の統合の対象外となった箱根登山バス株式会社は、4月1日以降、”小田急箱根株式会社”の完全子会社(2社の株100%を小田急箱根株式会社が所有)となります。
今回の合併によって、既に様々なニュースサイトで話題に上がっていますが、小田原馬車鉄道を前身として、1928年(昭和3年)より96年間続いた”箱根登山鉄道”の名称が消滅することとなりました。
ただし、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船等の愛称は、今後も継承されるようです(参考:【まとめ】秋の箱根泊2021(旧街道歩き、史跡巡り、芦ノ湖海賊船etc))。
参考:小田急箱根ホールディングスプレスリリース “小田急箱根グループの組織再編に関するお知らせ“、乗りものニュース “「箱根登山鉄道」社名消滅へ 会社統合で96年の歴史に幕 何が変わる?バスはどうなる?“