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【港町の四季】秋雨と港の見える丘公園
秋の長雨と
暑かった今年の夏もようやく落ち着きを見せ始め、9月に入ると早速秋の長雨がやってきました。
と言っても、このところの夏は二度目の梅雨が来たような豪雨に見舞われることも少なくないので、多少雨が長引いたところで”秋雨”に季節を感じさせられることはなかったりもしそうですが、それでもぼちぼち涼しくなり始めていることはなんとなく体感できます。
なんとなくぐずつく天気に肌寒さが加算されると、やはりどこかで季節の移り変わりを意識させられますからね。
そんな”秋への移り変わり”が始まり始めた某日、港の見える丘公園まで。
この日の雨は、傘をさしても意味をなさないような土砂降りではなく、しとしとと時間をかけて降ってくるタイプの雨でした。
気候的にも、Tシャツ一枚で大丈夫とはいえやや不安がよぎらなくもないという、夏の終わりを感じさせるもので、日中の気温は21度前後。
午前中早い時間から降り出した雨は正午を過ぎても止む気配が無く、時に小降りになりながら延々降り続いていました。
平日休日問わず、晴天であれば日中からにぎわう”丘公園”も、
雨の日はしっとり大人し目です。
まっすぐ歩いていけば外国人墓地に行き当たるという港の見える丘公園前から伸びる道はまた、山手本通りのスタート地点に位置する道でもありますが、ここが閑散としているのも”雨の日”ならではですね。
展望台付近も、
香りの庭も、
双方をつなぐ階段も、
どこか”雨天・お休み”モードを感じさせますが、ローズガーデン入り口付近から望めるイギリス館方向もまた、似たような雰囲気を漂わせています。
ローズガーデン
イギリス館の館内には明かりがついているのが分かりますが、もちろん、休館日以外は開館しています。
山手の西洋館見学目的であれば、案外雨の日はねらい目なのかもしれません。
公園内がこれだけガラガラなのに西洋館は満員御礼って、イベント開催日でもなければありえないでしょうからね。
ローズガーデンから臨むベイブリッジは、雨でうっすらかすんでいます。
雨に濡れた歩道が、どこか川の流れっぽく見えたりするのもまた、風情ですね。
秋のバラを前にした季節のイギリス館前は、
ローズガーデンというよりは緑の多い庭園といった雰囲気が強めですが、
それでも冬季のわずかな期間以外、どこかしらで華やかさが保たれています。
イギリス館の裏手にあたる、山手111番館前のロータリー方面では、秋雨の中、9月の上旬にして、早くも秋を思わせるススキが見ごろを迎えています。