【江ノ電沿線街歩き/ちょっと懐かしい沿線風景】休日の江の島歩き

鎌倉・湘南街歩き

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【江ノ電沿線街歩き/ちょっと懐かしい沿線風景】休日の江の島歩き

ほんの3~4年前まで、休日の割と朝早い時間に「なんか今日は丸一日、どこかに出かけて来たいな~!」なんて気分になることがありました。朝から雲一つない快晴ですなんて日には特にそうなりがちなところがあったのですが、そういうときは結果的に、かなりの高率で実行に移すことになります。

「そういう気分になったのに、何もなかった」という一日にするのが、なんかもったいないような気分になってしまうんですよね。

今現在は世の事情が事情なだけに、中々そういう旅を実行しようとしても気分的に難しいことが多く、結果そういう感覚自体にどこか懐かしいものを感じたりするようになってしまいましたが、この時もそんな感じでなんとなく江の島を目指した休日となりました。

今から4年目、2017年晩夏の風景です。

 

国道134号線沿いの風景

休日のものとしては割といつも通り、午前中でもお昼近くなると、海沿いは結構カツカツ気味の渋滞が始まります。

サイドミラーにもその様子が微妙に写りこんでいますが、しばらく停まってから動く、しばしの徐行が続いた後に又しばらく停まる、そしてまた動くの繰り返しで海岸線を走る、毎度の休日といった感じです。

なんですけど、由比ガ浜から七里ガ浜の海岸線って、海というか砂浜のすぐ横を並走するので、不快感ほとんどないんです。特に海側の下り車線ですよね。

この時もそんな感じで、「まぁぼちぼち流れてるね」という気分の中、一路江の島を目指しました。

 

海産物と冷たい飲み物

ということで、江の島入り。そもそも「雲一つないような快晴の日」に、なんで丸一日外に出て来よう! などと半ば強迫観念めいた切迫感と共に思ってしまうのかというと、「晴れ渡る空の下で美味しい空気を吸って森林浴してリフレッシュしたい」「海を間近に感じて潮の香りと波の音に包まれたい」といった類の、「自然との触れ合いを渇望してしまう自分」的な欲求にしてもないわけではないし大きな目的の一つなのですが、

やっぱり「いつもとは違った、美味しいものを食べたい!」

ここもかなり大きいんですよね。

値段もそれなりですが、ハマグリ、サザエ、カキ、ホタテ等々。ぱっと見ただけでもたまりませんね。

ということで、今から振り返ってみるとなぜこの時はまぐり、サザエ、カキに手を出さなかったんだろうというところが不思議ではあるのですが(時間がかかるとか、その場で食べられなかったからかな? とも思ったりしますが)、

生シラスとネギトロのようなものが乗った丼ものをいただきました。あるいは相当お腹が空いていて、丼ものしか目に入らない状態だったのかもしれません。

入り口付近でお腹を満たしたということで、江の島周遊へGO!

 

江の島弁財天・仲見世通り

島の奥=南端にある駐車場に車を入れた後、江の島大橋方向に戻る形で進む途上で昼食を取り、そのまま江の島弁財天の仲見世通りへ向かったわけですが、

今となってはこの無警戒な(=マスクゼロの)人混み自体がどこか懐かしいという、江島神社の大鳥居に続く道です。

ここを通るとノリと雰囲気でなんとなく食べてしまうというたこせんべい

この時も、この後で続々人が並びだした記憶がありますが、

たこさんカードを持って並んでしばし、

タコ一匹分のせんべい、美味しかったです。

江の島周遊ということであれば、まだまだ始まったばかり。早速大鳥居が近づいてきます。

 

江島神社と三柱の女神様

江ノ島・江島神社には、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと、奥津宮)、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと、中津宮)、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと、辺津宮)という三柱(三姉妹)の女神様が祀られていますが、江戸時代には江島弁財天信仰の聖地として、江島詣での対象となりました。

三柱の女神様は合わせて江島大神と称されていますが、現在も、安芸の宮島(厳島神社・大願寺)、近江の竹生島(宝厳寺)と並んで、江の島・江島弁財天は日本三大弁財天の一つと数えられています。

(参考)江島神社公式サイト

 

辺津宮(へつみや)とピンクの絵馬

大鳥居から江島弁財天・辺津宮への途上、進行方向右手にきらびやかな一角が目に入ります。

枝分かれしている二つの幹が根っこでは一つになっていることから「結びの樹」と呼ばれ、周囲に架けられたピンクの絵馬の大半は、恋愛成就を祈願したものだと推測されます。

江ノ島名物というとニュアンスが変わってしまうかもしれませんが、名所の一つですね。

似たような近場の人気スポットとしては、特に夜の湘南平(平塚)が挙げられるかもしれません。県下有数の夜景スポットであり、かつカップルで行って南京錠をかけてくると末永く付き合うことが出来るというような話が広まっているからか、免許取りたての横浜・湘南民が一度は行くんじゃないかと思われる、相模湾沿い夜景スポットとして有名な場所ですね。

はじめからそこを狙うのであればなんだかとってもコテコテな感が無きにしも非ずですが、一日江ノ島で楽しんだ後に湘南平を目指すなんてコースも、十分組めてしまいます。

それはともかく、何ゆえに辺津宮に恋愛系のパワースポットめいた触れ込みがあるのかといえば、恐らくは祀られているのが女神様、それも日本で三指にカウントされるほど著名な女神様だからだということになるのでしょう。

確かに、その手の願いを武勇に長けたいかつい勇猛な神様にお願いするのであれば、酸いも甘いも嚙み分けていらっしゃるのであろう、見目麗しい有名な女神様にお願いした方が、どこか圧倒的な御利益がありそうには思えてきます。

話を人間界に落として例えるのであれば、これぞまさに適材適所という奴ですか。

ただしというか、鎌倉・湘南エリアの学校に通っていた人間であれば一度は聞いたことがあるであろうその手の噂として「江の島にデートに行くと、カップルの存在が女神様の嫉妬の対象となり、別れへと繋がってしまう」というような話があります。

嫉妬の理由がカップルの存在だったか、女子側のふるまいだったか、男子が女神様に気に入られるか否かだったか、それとも神社への参拝の有無だったか、詳しいところは忘れてしまいましたが、何とも生々しいというか、女神様恐るべしという奴ですね。

あくまで俗説、都市伝説の域を出ないような話ではあるのでしょうが、似たような話って確か、湘南爆走族(続編かな?)でもチラッと出てきた記憶があるんですよね。だからその手の話しを先に聞いている場合は、なんとなく「あれ?」といった気分になる部分があるかもしれません。

でもそういうことを言いだしたら、似たような話は横浜中心部にもあるところで、例えば「山下公園でデートしたカップルは別れることになる」なんていうよくわからない(?)話しがあったかと思えば、「横浜三塔を一日で回ると願いが叶う」という、神奈川県の公式サイトが絶賛公開中の伝承(? 横浜三塔物語と命名されています)もあるということで(単に周るだけでいいのであれば、徒歩でもものの15分くらいで周ることが出来ます)、「足して二で割ったらプラマイゼロですね」というところに、結局は収れんしていきます。

霊験あらたか、ご利益バッチリだけど、紛らわしいことをすると女神様に嫉妬されて天罰を下されてしまう可能性も無きにしも非ずだから、本気であればしっかりお祈りしていきましょう! と締めるのであれば、なんだか綺麗にまとまりそうな気がしなくもありません。

 

江ノ島からの風景/江の島の風景

山の上から、七里ガ浜・由比ガ浜方面です。洋上にはヨットが結構出ているのが分かります。

木々の隙間から見ると秘密基地っぽいですが、江の島にはヨットハーバーもあるんですよね。

「山二つ」と呼ばれている、江の島内にある二つの山と山の間のエリアです。山と山の隙間が波に打たれ、浸食されていることもわかります。

「江戸の日本橋よりオランダまで境無し」、だから海の守りを厳重にすべきだといった18世紀の兵学者・経世家である林子平の気持ちがちょっとわかるような(?)気がする、雄大な水平線が望め、

傍には源頼朝が寄進したと伝えられる鳥居と、その奥には江島大神の一柱、奥津宮です。

 

稚児ヶ淵(ちごがふち)

「江島大神」の残りの一柱である中津宮をはじめ、他にも江の島内の見どころはたくさんあるのですが(最後に簡単にまとめました)、この日はこのまま海に面した岩場、稚児ヶ淵まで降りることにしました。

ところで、「稚児」というのは表向き寺社で雑用などを勤める子供を指す語ですが、隠された意味として、男色の相手方となる少年を指す場合があります。

他ならぬ稚児ヶ淵の由来となった「稚児」がまさに後者の意味を持っているのですが、とある稚児がとあるお坊さんに見初められたが、その愛の重さ(?)に耐え切れず、ここから身を投げて命を絶ってしまったということに由来しているようです。

日本で三指に入る恋愛成就の女神様がいたかと思えば、その陰にはどこか悲しい物語も潜んでいるという。色々ありますよね江の島、なんてことを思わされる稚児ヶ淵ですが、岩場に出る前の時点で海側に突き出しているのが見えてきます。

三浦半島の城ヶ島にも似たようなスポットがありますが、

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こういう岩場を見てしまうと見える範囲で動きたくなってしまうのが人情です、ということで下に降りてみると、すぐそこまで波が入り込んできているのが感じられます。

太平洋方向には大島・新島・三宅島などがあるとはいえ、それでも相模湾には太平洋からの波がバンバン来るので、迫力もあるんですよね。もし伊豆半島がなければ(あるいは伊豆半島が小さければ)、相模湾も駿河湾もなく、ただの太平洋に面した海岸線ですからね。

相模湾沿い、伊豆半島の特に南端、駿河湾沿いと、場合によって強い波が押し寄せるのは仕方ないところでもあります。

 

べんてん丸

ということで、この時は何ゆえに稚児ヶ淵まで降りてきたのかといえば、

とても山を登って復路を帰る気力が無かったからでしたということで、ここから帰りの船に乗船しました。なんだかんだ、あちこち回っていたら結構な時間になってしまったというのも、突発ドライブあるあるみたいな感じです。

目的地は江の島大橋の入り口付近、これでこの日の江の島歩きはお開きとなりました。

名所や有名スポット全てをコンプリートしようと思ったら結構な時間がかかります。なので江の島内の旅館に泊りがけのプランでも、面白いかもしれません。もしくは、特に観たいところに的を絞ってゆっくり時間を使う、という感じの江の島詣ででも濃い時間を過ごすことが期待出来ます。

この時の江の島詣でで写真を残せなかった主な江ノ島内スポットとしては、例えば辺津宮・結びの樹と相性が良さそうな龍恋の鐘(ここに架ける南京錠は江の島の仲見世でも購入できます)の他、辺津宮奥津宮と並ぶ江島大神の一柱である中津宮、頂上付近の名所である展望台やサムエル・コッキング苑等々が挙げられます。

 

アクセス/公式サイト

江ノ島(藤沢市観光公式)

 

江島神社

 

アクセス

車であれば、江の島内に駐車場があります。公共交通機関を利用する場合、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅か、江ノ電江ノ島駅/湘南モノレール湘南江の島駅が最寄りで、それぞれ駅から江の島までは徒歩圏内です。

 

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