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【冬の東北・信越青春18きっぷ旅/鶴ヶ城周辺の史跡2】忠魂碑、武者走り
忠魂碑(日清・日露戦争等戦没者慰霊碑)
鶴ヶ城(公式サイト)の北出丸エリアにある忠魂碑は、日清戦争・日露戦争などに出征し戦没した会津若松出身者の、天皇陛下に対する忠義を称えて作られた記念碑です。
今現在の感覚で解すのであれば、当時の社会にとって”慰霊碑”ですね。
元々は旧本丸エリアに作られていた碑が、第二次世界大戦終戦後に現在地に移転しました。
各地に建てられていた同様の趣旨を持つ”忠魂碑”は、戦後GHQによって多く取り壊されてしまったものの、鶴ヶ城の碑についてはその取り壊しを逃れることが出来たという、今となっては希少な碑にあたるようです。
武者走り
北出丸に作られた追手門(大手門=正門)の櫓へ簡単に上り下りできるようにという目的で作られた、石垣に対してV字型に設置された階段です。
“櫓”とは”矢の蔵”をルーツとする武器庫のことですが、櫓を持つ追手門は鶴ヶ城の正門で、北出丸にある”枡形“の奥に位置しています。
豆知識として、武者走りの石垣には”ハートの岩”が埋め込まれているようです。
位置的に、写真左上端に位置するところの岩が”ハート岩”の右半分にあたるようなのですが(このことはお城を出た後に読んだ、天守閣で購入したガイドブックで知りました)、長崎の眼鏡橋(グラバー園にもあると言われている、ハートストーン)同様、”ハートの石”にパワースポットとしてのご利益が期待できる(?)ようです。