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【開港都市・新潟の風景/2023】白山神社(新潟島、白山公園内)
新潟総鎮守・白山神社
新潟総鎮守・白山神社(公式サイト)は、”新潟島”のおよそ中央付近、白山公園内に位置しています。
戦国時代には上杉家、江戸時代には越後長岡藩の支配下にあった一帯は、元々は信濃川の中州に位置する”白山島”と呼ばれる、新潟湊の先端部に位置していたようです。
参考:湊と港
江戸時代に”北前船”の寄港地として栄えた湊傍の神社は、長らく商売繁盛、海の神様としてあがめられました。
その後江戸幕府の統治が終焉の時を迎え、世が”明治”へと移行すると、境内の一部が神社から切り離されます。
元々は白山公園が白山神社の境内にあった(双方は名実ともに一体となっていた)という関係だったところ、明治期の政府の政策によって、白山神社から一部が分離され”白山公園”となった、という形ですね。
ところで”鎮守(神)”とは、特定の土地や建物を守護するために祀られた神様のことを言います。
ルーツとしてはお寺発祥の神様ですが、仏教伝来以降の神仏習合の流れの中で、日本のあらゆる民間信仰や、その総本山としての神道の世界にもなじむようになりました。
新潟県の総鎮守であるとは、「新潟の総(すべ)てを鎮(しず)め守(まも)る神様、神社」(公式サイトより引用)ですということで、10世紀ないしは11世紀の神社創設以来、新潟で人々の暮らしに密接にかかわりつつ、今日に至っています。
参考:白山神社公式サイト “白山神社が「新潟の総鎮守」と呼ばれるのはなぜ?“