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【冬の終わりの札幌へ その7】冬の終わりの中島公園
中島公園へ
about 中島公園
中島公園(公式サイト)は、すすきのエリアのすぐ隣に位置する大きい公園です。
開拓期(明治7年=1874年)、元々は豊平川上流で伐採した木材の貯木場だった一帯は、明治の半ばごろから次第に公園利用されるようになり、それが定着して今に至ります。
公園としての歴史も優に100年を超えているのですが、敷地面積(0.236㎢)も中々広大です。お馴染みの表現で例えるなら公園一つで東京ドーム5個分、端から端までの距離はおよそ地下鉄一駅分(南北線中島公園駅ー幌平橋駅。上図左側がすすきの・札幌駅方面)に該当します。
春を待つ公園内へ
菊水旭山公園通沿いに、地下鉄南北線中島公園駅への入口と公園への入り口があります。
公園の入り口付近からだとぼちぼち地面も見え始めてきているのですが、それでも公園一面が雪景色っぽく見えました。
中島公園の雪景色
札幌の表通りを歩いている分には、もうほぼ冬は終わったんだなと感じさせられる風景の方が多かったのですが、公園内部の風景はまだまだ春とは少し距離があるものでした。
冬場以外の季節ではボートを漕げる菖蒲池(中島公園パーフェクトガイド “中島公園ボート乗り場と菖蒲池“)も、
3月下旬の時点では、ボート乗り場付近含め、
一面の氷と雪に覆われています。
鴨々川(?か、菖蒲池の一部)にしても然り。
公園内には所々で人が歩いて作ったような跡もあるのですが、
基本的に遊具もベンチも完全に雪の中で、
どこか、真冬の様相を呈しています。
ということで鴨も、まだまだ菖蒲池の氷の上で遊べでいます。
その一方で、公園内のいたるところで春を思わせる雪解けも確実に進んでいて、
あとは春を待つばかりといった部分も、
徐々に広がっている様子が伝わってきました。
伊夜日子神社
地下鉄南北線の幌平橋駅寄りの公園出入り口付近には、伊夜日子(いやひこ)神社があります。
札幌の伊夜日子神社(伊夜日子神社公式サイト)は、新潟の弥彦神社(公式サイト)の北海道での分社にあたるようです。
思わぬところで、少し遅すぎた今年の初詣となりました。
伊夜日子神社の御朱印です。
豊平館
中島公園内には複数の施設が入居していますが、
それらの建物のうちで目を惹く建物の筆頭に上がるのは、恐らく豊平(ほうへい)館(公式サイト)ではないでしょうか。
鮮やかな白に対し、格調高いアクセントとなった水色系の”ウルトラマリンブルー”が遠目にも目を惹く建物は、残雪の中にも映える、元々は開拓使直営のホテルとして建築された建物です。現存する木造ホテルの中では国内最古のものであり、かつて天皇陛下が訪問されたという由緒もあるようです。
アクセス
地下鉄の最寄りは、南北線中島公園駅もしくは幌平橋駅です。