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【横浜観光FAQ/グルメ・さんぽ】市場通り(横浜中華街、市場通り橋から開港道へ)
市場通り
関帝廟通りまで
市場通り橋付近
市場通りは、横浜中華街(公式サイト)のほぼ中央部分、やや東側を南北に貫くように通された比較的長い道です。
元町商店街(公式サイト)傍を流れる堀川上に架けられた市場通り橋のすぐ傍から、中華街の北端に通された開港道に向かって伸びています。
その途上、横浜中華街を代表する大きな通りである中華街大通りや関帝廟通りと直交しますが、市場通りの関帝廟通り・中華街大通り間は、市場通りが最も栄えているエリアに当たります。
太平道まで
市場通りへ入ってすぐの辺りからしばらくは、NTT東日本をはじめとした企業のビルやパーキングなど、”中華街イメージ”とはやや距離のある施設が続きます。
ちなみに左手パーキングの隣には、東京藝大大学院(映像研究科)の横浜キャンパスが入居していますが、東京藝大の横浜キャンパスは、横浜中心部に飛び地的に三か所存在しています(参考:東京藝術大学公式サイト “横浜キャンパス“)。
二か所が馬車道エリア、一か所がここ(山下町の中華街エリア)ですね。
太平道から関帝廟通りへ
さらに進んでいくと、太平道との交差点の辺りからやや雰囲気が変わり始めます。
元々市場通りは、その名の通り市場として栄えた通りなのですが、通り沿いに「かつては朝市も開催されていた」という、その名残を思わせるようなお店がボチボチ増えてくるんですね。
写真一番手前のお店は製麺所(萬来亭製麺所-食べログ-。麺やスープを購入可能です)で、その奥はお魚屋さん(師父協和。もちろん購入可能です)です。
さらに進むと、海鮮のお店(あきら水産 –公式サイト-)に、
再び魚屋さん(華錦鮮魚店)など。
“華錦鮮魚店”で購入したお魚は、お隣で営業している中華料理のお店・華錦飯店(公式サイト、中華街公式サイト)で調理してもらうこともできるようです。どこか(釣った魚をさばいてもらえるという)釣り船屋さんを思わせるような、うれしいサービスですね。
“梅蘭”(公式サイト)のような有名店もありますが、概して生活感が強めの通りとなっています。
ほどなく関帝廟通りへ。
ここから先は、どの方向に進んでも”お馴染みの中華街”が用意されています。
関帝廟通り/中華街大通り間
関帝廟通りの向こう側は、ぱっと見で”まさに中華街”といった一帯になっているのがわかりますが、市場通りをはじめとする、中華街大通り・関帝廟通り間の細い道(他、例えば香港路や台南小路など)は、大きな通りとは違った意味の”らしさ”、どこか”日本の中の台湾”といった雰囲気を持っています。
角にある頂好食品(Retty “頂好食品“)では、中華街の一般的な食べ歩き店同様、食べ歩きを楽しめる品が豊富に取り揃えてあるのですが、独特なのはその売られ方で、どこかデパ地下等の食品店街を思わせるような形式となっています。
これも恐らくは、”市場”通りの名残りから来るものですね。
“中華街大通りや関帝廟通りで楽しめる料理・食べ歩き等は、市場通りでも十分楽しめます”と言わんばかりに、さほど広くはない道沿い両側に、各種の要素が豊富に詰め込まれています。
通り沿いには、すぐ隣に並行して通された香港路とのバイパスとなっている”台南小路“への入り口も用意されていますが、台南小路には刀削麺で有名なお店・杜記(中華街公式サイト)があります。
食べ放題店、専門店、食べ歩き店等々が市場通り沿いに延々続いていきますが、芸能人や有名人のサインが店頭のショーウインドウに飾られているお店も、そこかしこに存在します。
これも中華街名物である、占いのお店も軒を連ねていますが、
最終的に、市場通りと中華街大通りが交わる交差点につくられた牌楼へ。
“南珎北味 齊聚一堂”(市場通りの扁額の文字は、”右から左へ”読みます)は、”南北の珍味がここに一堂に集まる”という意味らしいです。
珎=珍しい、”齊”=集まる、”聚”=一緒にということで、”齊聚一堂”は”同じ屋根の下に集まります”という言葉を意味する口語的なことわざとしてもつかわれる言葉のようです。
いかにも、市場にルーツを持つ通りの看板に似つかわしいものになっています。
市場通りの先へ -北京小路-
市場通りの門を背にしてさらに先へ進むと、”北京小路”と名を変えた小さい道が用意されていますが、北京小路は少し歩いた先で開港道と合流します。