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【横浜山手西洋館のクリスマス2018】イタリア山庭園のクリスマス
外交官の家のクリスマス -スペインのクリスマス-
イタリア山庭園・外交官の家では、スペインのクリスマスが展示されていました。”felices fiestas”、スペイン語を直訳すると”幸せな休日”は、英語だと”happy holidays”となりますが、多宗教併存を前提とした現代版の”メリークリスマス!”です。
スペインは伝統的なカトリック大国で、クリスマスは家族で過ごすのが主流のようです。
欧州のキリスト教国では、カトリック・プロテスタントを問わず、クリスマスは家族で過ごすというスタイルが主流になっているようですね。
ということで、スペインにおいても、飾りつけは自ずとホームパーティー風のものとなります。
代表チームが”無敵艦隊”の異名を持つサッカー大国・スペインでは、クリスマスプレゼントもやはりサッカー関係が喜ばれるのでしょうか。
ツリーには、
背中に羽の生えた教会関係者(?)と思しき人たちも祀られていました。
ブラフ18番館のクリスマス -フィンランドのクリスマス-
フィンランドのクリスマス
イタリア山庭園・ブラフ18番館では、フィンランドのクリスマスが展示されていました。ちなみにフィンランドでは、宗派としてはプロテスタントが多数を占めているようです。
サンタさんが「そこからやってくる」地であるフィンランドでも、
やはりクリスマスは家族ですごすスタイルが主流のようです。
フィンランドとサンタさん
首都ヘルシンキのクリスマス・ストリートのライトアップは、第二次世界大戦後の復興期、1949年に「街の雰囲気を明るくするため」との目的の下に始められました(参考:フィンランドのクリスマス・マーケット)。歴史的にも、現在も、フィンランドのクリスマスは社会全体に勇気、希望を与えるものでもあったようです。
赤を基調とした華やかな飾りつけや、
北欧の雪景色を思わせる、白が基調となった飾りつけなど。
寒暖の対比が中々鮮やかなブラフ18番館の内装ですが、
特に、白をメインとした寒色系の色調がピッタリ合っているようには感じました。
クリスマスキャンドル
“白銀”イメージの飾りつけの中で、そこかしこに見えるロウソクは、フィンランドがロウソクの個人消費量世界一の国であることにもよっていると思われます。
フィンランドでは、地球の地軸(自転軸)が傾いたまま太陽の周りを公転することが原因となって、北極圏が太陽に最接近する夏至には一日中日の沈まない白夜が訪れますが、反対に北極圏が太陽から最も遠ざかる冬至の日照時間は半日にも満たず、一日の大半が夜となります。
「そんな自然環境が原因となって、人々がロウソクの火に癒しを求めるようになった」というのが、フィンランドの”ロウソク消費量世界一”の理由のようです。
フィンランドはまた、国の中に北極圏の境界線を持ち、一年中オーロラを見るチャンスがある国でもありますが、なんとなくそれを思わせる飾りつけも用意されています。
フィンランドの短い春、日に日にあたたかくなっていく気候と共に、草木は一気に芽吹いていくようですが、
クリスマスを前にした今の季節からすると、まだまだ先の話ですね。
アクセス・開館情報
開館時間:9:30~17:00(7月・8月のみ、~18:00)
休館日:毎月第二水曜日・ブラフ18番館、毎月第四水曜日・外交官の家
二館共通の休館日:年末年始(12/29~1/3)
イベント「世界のクリスマス」12/1~12/25