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【日帰りドライブ】三浦半島・城ヶ島でシラス丼&西崎の磯へ

横須賀/三浦

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【日帰りドライブ】三浦半島・城ヶ島でシラス丼&西崎の磯へ

城ヶ島へ

ルート

横浜市内(中心部)から向かう場合、まずは横浜横須賀道路をまっすぐ下って衣笠ICまで進み、衣笠から先は引き続き三浦縦貫道路(神奈川県道路公社公式サイト三浦縦貫道路“)という有料道路に入りますが、三浦縦貫道路から先城ヶ島へと向かうにあたっては、2~3の分岐があるようです。

最終的には国道134号線から県道26号線へと抜けていくルートを取ることになるのですが、早めに相模湾沿いに抜けるか、それとも内陸経由(三浦半島のど真ん中を走る形)で南を目指すルートを取るかという違いによって(134号線に抜けるまでのルートで)生じる分岐ですね。

三浦へのドライブ

この時は早めに134号線に出てしまったようで、道沿いに陸上自衛隊の武山駐屯地(公式サイト)と、高等工科学校(公式サイト)が出て来ました。城ヶ島訪問時は、行きか帰り、どちらかの途上で武山駐屯地・高等工科学校の前を通ることが多いので、この付近を通過すると「三浦に来たなぁ」という気分になる一帯でもあります。

ちなみに陸自の高等工科学校はしばしば自衛隊漫画に登場することもある、生え抜きエリート養成学校です。かつて少年工科学校と呼ばれていた全寮制の男子校で、中学卒業段階の生徒を募集し、入学者には3年間の教育が施されます。高等工科学校卒業後、幹部自衛官を目指して防大に進むOBもいるようですが、一般の高校を卒業して防大に進学した多くの生徒との間には、幹部自衛官の卵としての資質に、入学時点で既に結構な開きがあったりすることもあるようです。

ということで、武山駐屯地付近からだと城ヶ島まではまだ結構距離があるものの、やはりそれでも三浦にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! という気分は徐々に高まっていきます。

写真では道中かなりすっ飛ばしてしまいましたが、最終的に城ヶ島大橋へ。この先でようやく、城ヶ島入りです。

城ヶ島着

城ヶ島大橋経由で城ヶ島に入った後、そのまま直進すると城ヶ島公園(駐車場から公園へ)方面に進んでしまうのですが、島の西側(向かって右手方向)に進んでいくと、食堂、お土産屋さん、釣具屋さん、渡し船(三崎港行き)の発着場等々、どこか”おいしそうな”観光地然とした一帯が現れます。

城ヶ島に入った後は道も比較的わかりやすく、「ここにパーキングがあってくれたら便利だな」というような突き当り方向におあつらえ向きなパーキングがあるので、この場に降り立った雰囲気のみでも”漁港付近の商店街”風のものを味わうことが出来ます。

加えて、そもそも城ケ島の漁港自体が「京急の終着駅・三崎口より先から続く畑の中を走ると出てくる漁港から、海を渡ってたどり着く漁港」です。ここにたどり着いた時点で日帰りドライブにしては濃い目の小旅行気分を味わえるので、”横浜市内から車でおよそ一時間圏内”ドライブであるにも関わらず、結構な小旅行気分を味わえます。それが”城ヶ島ドライブ”の稀有な魅力ですね。

城ヶ島の海

海の近さや岩場には、湘南海岸と同種の魅力を感じたりもしますが(参考:稚児ヶ淵(ちごがふち))、

同じ相模湾沿いだとしても、より太平洋に突き出たところに位置しているのが城ヶ島ですということで、心なしか”旅先感”がやや強めとなって伝わります。

シラス丼で昼食

パーキングに車を停めた後は、徒歩で城ヶ島の西岸へ。まずは南へ、その後西へというルートです。

早速いただいたシラス丼。ごちそうさまでした。かなり美味しかったです。

西崎の磯方面へ

お腹を満たした後は、島の西部にある海岸線へ。

磯への道は、わかりやすく作られています。

“西崎の磯”方面への道で、一帯は中々良い磯釣りのスポットとなっているようですが、

海に向かってむき出しになっている岩場に中々迫力があります。

潮がすぐ下まで流れ込んでいる様子も、間近に見えます。

波の侵食を受けた岩場がそのまま海岸線を作っていますが、同じ三浦半島の相模湾沿いだと武山駐屯地少し先にある荒崎海岸にも、同様に波の浸食を受けた岩場があります。荒崎も城ヶ島も、共に磯遊びスポットとしての知名度も高いところですが、確かに海の生き物はこういう岩場をすごく好みそうです。

ちなみにこの西崎の磯付近は岩場の高さが高いところが多いので磯遊びにはあまり向かなそうですが、城ヶ島の太平洋側(南側)中央部、ハイキングコースになっている一帯には、磯遊びに適した磯もあります。

磯からやや遠巻きに海を眺める分には荒々しさよりどこか穏やかな様子が伝わってきますが、距離や天候、あるいは季節や昼夜の別によって表情が変わるのもまた、海の持つ魅力の一つですね。

小桜神社

陸伝いに海沿いの磯を歩いていくと、磯からすぐのところに掘られたやぐらの傍に、何やらいわくありげな鳥居が作られていますが、この鳥居は”小桜神社”の鳥居で、鳥居の中には小桜観音が置かれています。

小桜神社で祀られている”小桜”=小桜姫は、中世末期(15世紀末~16世紀初頭頃)、当時地域一帯を支配していた豪族・三浦氏に嫁いだ女性です。三浦半島縁の豪族・三浦氏は、中世(鎌倉・室町)約400年に渡って一帯の有力者であり続けたものの、最終的には後北条氏(参考:早雲寺)の始祖・北条早雲によって滅亡に追い込まれます(1513年、新井城合戦にて)。三浦氏にとっての最後の合戦が行われた新井城の城址と、最後まで北条早雲を相手に戦った三浦道寸の墓は、城ヶ島からもほど近い油壷湾傍にありますが、三浦氏の滅亡後、城ヶ島で最期を遂げたのが小桜姫だったということで、ここ城ヶ島には小桜姫慰霊のための神社が作られました。

傍には、小桜神社を橋上から眺めることが出来る、観光橋という赤い橋がかけられています。

西崎の磯

小桜神社付近からさらに少し歩くと、そこそこ歩きやすい岩場が出て来ます。

この一帯はかつて京急ホテルがあったあたりですが、

陸と海とを岩場が隔てているという、どこか釣り人受けの良さそうな一帯です。

在りし日の京急ホテル、その奥には城ヶ島の灯台があります。この当時はまだ京急ホテルも開業していたのですが、施設の老朽化等を理由として、現在は営業を終了しています。営業終了が昨年(2020年)5月、緊急事態宣言後に営業を再開せず、そのまま営業終了ということになったようです(公式サイトの告知)。

この付近も、”ホテル閉業”によって少し寂しくなりそうですね、という雰囲気も、なくはありません。

とはいえ、付近の磯には釣り人がいたり、のんびり海を見ている人がいたり、写真を撮影している人がいたり、写真撮影のためのモデルさんがいたりと、相変わらずな風景が続きそうでもあります。

そんな城ヶ島の日常風景ですが、

日が傾き、日没の時が近づいてくると、

西崎の磯付近一帯の海も、どこか寂し気な表情を見せ始めます。

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