【首都圏小旅行/箱根七福神めぐりの旅 その3】七福神巡りの成果と箱根登山鉄道

箱根/芦ノ湖/富士五湖

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【首都圏小旅行/箱根七福神めぐりの旅 その3】七福神巡りの成果と箱根登山鉄道

弁財天=阿字ヶ池弁財天、福禄寿=山王神社

弁財天=阿字ヶ池弁財天

残すところあと二つとなった、今回の七福神巡り。ラス前の参拝先となったのは、箱根七福神の弁財天・阿字ヶ池(あじがいけ)弁財天です。

箱根町港から箱根町線で東芦の湯バス停まで。

阿字ヶ池弁財天は、この東芦の湯バス停から徒歩圏内の距離にあります。

弁財天そば、方角を付した上でバス停名ともなっている芦之湯は、江戸時代以降、湯治場として栄えているところです。箱根町港や元箱根方面から箱根町線に乗車した場合、一つ手前のバス停名がまさに「芦の湯」なのですが、芦之湯の温泉は、江戸っ子には整備された当初(17世紀)より人気があったようです(参考:きのくにや温泉・史跡東光庵)。

東芦の湯バス停付近は、現在もゆっくりとした時間の流れを感じ取れるような一帯となっていますが、弁財天がどこにあるのかも、割とすぐにわかります。

ぱっと見、昨今の全国的な情勢から、クマさん関係が若干気になる道にもなっていますが、

付近にはこれといった警告もないので、昼間歩く分には多分大丈夫なのでしょう。

山道のずっと奥の方まで進んで行ったらどうなるのかわかりませんが、坂道を下りきってみると、その手の懸念が払しょくされるような一帯が用意されています。

正面に見えるのが、阿字ヶ池弁財天の鳥居、手前左側にあるのが、弁財天の名前となった阿字ヶ池です。

鳥居をくぐると、その先には湿原と原っぱが混じったような土地が広がっているのですが、阿字ヶ池弁財天はその先にあります。

弁財天の中から。

弁財天唯一の女神さまであるという阿字ヶ池弁財天は、学問と芸術の神様だとのことですが、広がった湿原、原っぱの向こうに箱根の山を望むという一帯に立つと、その意図するところが何か伝わって来るような気がします。

頭上に広がる青空と鱗雲の効果もあってか、いわゆる「天下の険」の険しさというよりは、どこか心が洗われるような、平和なのどかさを感じますよね。

ちなみに阿字ヶ池弁財天の御朱印ですが、現在、週末(金土日)のみ、阿字ヶ池弁財天から少し離れた場所(きのくにや旅館本館)でいただけるようです。

いうまでもなく、新型コロナウイルス感染症対策を取った結果の対応ですね。

うーん、こればっかりは残念だけど仕方なし、といったところ。今回はいただくことが出来ませんでした。

 

福禄寿=山王神社

七福神めぐり、ラストの一社となったのは、”福禄寿”山王神社。東芦之湯バス停と同じ箱根登山バス箱根町線、小涌園バス停の傍にあります。

オチを言ってしまうと、箱根町線の下車バス停を間違えてしまったため、今回は参拝することが出来ませんでした。

なんともしまらない締めとなってしまった七福神巡りのラストでしたが、山王神社参拝時には、小涌園ユネッサンの駐車場が使えるとのことで、「バスじゃなきゃNG、しかもそこから結構歩く」というような話でもない、訪問に関する敷居は思ったほど高くないようです。

やっぱり七福神巡りの本番はお正月ですよということで、今回はまぁ、いいか、ということにしました。

 

今回頂いた御朱印一覧

以下、今回の七福神巡りでいただいた、五ケ所の七福神の御朱印です。

大黒天=守源寺

恵比寿神=箱根神社

布袋尊=興福院

寿老人・本還寺

毘沙門天=駒形神社

 

箱根登山鉄道

今回の七福神巡りで使った「箱根旧街道・1号線きっぷ」は、箱根登山バスだけではなく、箱根登山鉄道にも乗車できてしまうんですよと言う、超優れものきっぷです。であれば、移動時の交通手段をバスに限定しなければならない理由はないよね、ということで、小涌谷から箱根湯本までは、箱根登山鉄道を利用することにしました。

箱根登山鉄道自体は小田原から早雲山まで通されていますが、この全区間のうち小田原・強羅間が箱根登山電車、強羅から先終点の早雲山までが箱根登山ケーブルカーとなります。

電車区間・ケーブルカー区間、二区間を併せて「箱根登山鉄道」です。

七福神巡りの帰りの行程でレイクホテル前に戻るには、バスの路線の都合上、一旦箱根湯本に出た上で桃源台線(箱根登山バス)を利用することが必要だったため、「だったら、せっかくだし箱根登山電車で湯本に出よう!」となったわけです。

つい最近(2020年7月23日)、昨年10月の台風被害(19号)からようやく全線復旧したということで、箱根登山鉄道乗車も今回の箱根詣での楽しみの一つだったんですよね。

箱根登山バス箱根町線・小涌谷駅前バス停下車後、相対式ホームとなっている小涌谷駅構内に入ると、どこか江ノ電の駅を思わせるようなホームの雰囲気があるような、ないような。

ホームのすぐ傍が緑、山やトンネル傍の駅というあたり、極楽寺界隈に近いものを感じました。

箱根登山電車の稀有な部分は路線の通され方や電車の構造にほぼ集約されているため、駅のつくり自体には、峻険な箱根エリアに通されているとはあまり思えないような普通っぽさもあります。

早速隣のホームに電車が入線。新型の3100形車両でした。思いきり大きく作られたドアのガラスが印象的で、目を惹きます。

この車体をかわいいと表現するかおしゃれと表現するか、あるいはスタイリッシュと表現するか。

そのあたりの感性の相違はともかくとして、どこか家に持って帰りたくなる類の魅力を持った電車ではありますね 笑。

ほどなく入線した箱根湯本行きの電車、こちらは3100形に比べるとやや先輩にあたる、というよりはベテラン選手にあたる2000形車両。新旧2車両が、小涌谷駅でご対面です。

箱根登山鉄道は単線区間を持っている上、スイッチバック運転をしているので、駅以外で電車が停車することがある他、駅での待ち合わせが多いのも特徴です。

スイッチバック運転とは、電車の進行方向を転換する運転のことです。いったん停車した後に反対方向に向けて走って行く”ジグザグ走行だ”というとイメージしやすいでしょうか。

スイッチバック時には、運転手さん・車掌さんはそれぞれのポジションを入れ替えなければならないため(スイッチバックによって、それまでの先頭車両が最後尾の車両となるためです)、駅以外のところで停車する必要があるのです。

急峻な山野部に電車を通しているため、そのような走行を余儀なくされてしまうわけですが、箱根登山電車は、全線に3か所のスイッチバックポイントを持っています。

参考:箱根登山鉄道”箱根登山電車の特徴”

 

そんなこんなで他車両とのすれ違いが結構楽しめるのも箱根登山鉄道の魅力のうちなのですが、現在箱根登山電車に一編成だけ残された、旧式の1形電車とのすれ違いもありました。パッと見「箱根を走ってる電車だ!」という、あの電車ですね。

他電車とすれ違いながら、電車は淡々と箱根湯本を目指して進みます。周辺風景は山だらけです。

乗っていて実に気分爽快なのですが、実際ここに電車を通すには相当の苦労があっただろうなと言ったあたりも偲ばれます。舗装された道が通されているだけでも十分すごいと思えるところに、なんと鉄道が通されているという。今更ながら、改めて、すごいことです。

箱根登山電車沿線でも屈指の難工事が要求されたといわれている“出山の鉄橋”こと早川橋梁は、国の有形文化財にも指定されています。通過時はほんの一瞬ですが、絶景を楽しむことが出来ます。

ほどなくして電車は箱根湯本に到着。宿泊地である箱根レイクホテルを目指し、この日最後の路線バス乗車となりました。

今回の旅行ではススキの中を歩くことは出来ませんでしたが、ススキはまさに今が見ごろの季節にあたるため、バスに乗車している時間の沿線風景がとても鮮やかでした。

(続く)

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