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【国内小旅行/冬の終わりの札幌へ その3】大洗フェリーターミナルからさんふらわあ号乗船
大洗フェリーターミナルにて
記事の投稿順と実際の行動の時系列が多少前後するのですが、大洗マリンタワーに行く前に、フェリーターミナルで乗船手続きを済ませました。
このビル内で手続きを済ませた後、乗船時間が来たら、フェリーが横付けにされている岸壁のある写真向かって左方向へと進みます。
ラッピングタクシーでまずはフェリーターミナルに付けてもらい、手続きを済ませてから徒歩でマリンタワーへと向かったのですが、ガルパン喫茶やマリンタワーの閉店時間が迫ると同時にフェリーの乗船開始時刻も迫ってきたということで、再びフェリーターミナルへ。
もちろんここでも彼女たちが出迎えてくれますが、もはや現実世界の大洗の住人と化しているのが伝わってきますね。
このコロナのご時世ですからねというのも多分にあったのでしょう。フェリーターミナルの待合ロビーも結構ガラガラで、乗船もスムースに進みそうなことを予感させました。
どこか空港ロビーっぽい雰囲気を持っていたことが印象的でしたが、この色は苫小牧港がより強く持っているものでもありました。
乗船までのほんのわずかな残り時間、
ポケモンGOで相棒にしていたクルマユと遊んでいると、ほどなく乗船開始のアナウンスが流れました。
さんふらわあ乗船
いよいよ乗船!
フェリーへは、待合所から伸びた長い渡り廊下の先に通されたタラップを渡った後、フェリーの5階エスカレーターから乗船します。
深夜になると透明のシャッターで閉じられますが、下船時にはまたここが開きます。
乗船後は、5階~7階が乗船客の居住スペースとなっているのですが、5階~6階部分の横には広い窓があって、海の様子を眺めることが出来ます。
この構造は特に朝から昼にかけての時間にありがたみを感じるところとなりますが、晴天時であれば朝日が眩しく、海がキラキラ光っているのが分かって、すごく爽やかなんですよね。
5階には客室の他に売店やお風呂があり、6階には客室の他にレストランがあります。
6階から7階への階段と、その奥にレストランという一角です。
7階にはさんふらわあ号内で最もグレードが高い客室(スイートとプレミアム)が用意されています。
5階フロア、6階フロアには椅子とテーブルのセットが結構な数置かれていますが、
共有スペースは船中唯一Wi-Fiがつながる場である上、割とゆとりがある空間となっているので、夕食後から深夜にかけて、さらには朝食を挟む時間帯から下船時刻までの間に重宝することになります。
深夜は閉鎖される展望デッキへ。
中央にはマリンタワーが見えますが、あとは出発を待つばかりというフェリー上にあって、徐々に大洗が遠くなっていくのを待っている時間ですね。
大洗発も苫小牧発も共に夕方~夜発の便なので、中々絵になる風景が用意されます。
客室へ -6階スーペリアインサイド-
さすがに往復乗船すると大体の様子はつかめるようになりますが、嘘のような本当の話、乗船直後はフェリーの中で迷子になりかけました 笑。
おそらくそうなるお客さんも少なくないということなのでしょう。船中そこかしこに係の人が立っていて、ちょっとでもウロウロすると割とすぐ声をかけてくれます。この気遣いにはかなり助けられました。
ともあれ、まずは自分の部屋を確認してからですということで、早速船室まで。
通路がこれまた結構長く、割とこの長さに圧倒されたりもするのですが、
カードキーを使ってドアを開け、室内へ。
かなり良いです。正直感動の一瞬でした。おおー! これはすごい! と思いましたね。
客室内の電気は、ドア付近のものとトイレ・シャワー室のもの以外(客室中央の照明とベッドサイドの照明)、全てベッドの枕付近でコントロールできます。アメニティと部屋着のガウン、大小のタオル、フェリーの案内書き等々は全て枕元に用意されていました。
なるほど、これが船旅か、という感じですか。
今回予約したのは洋室のスーペリアルームで、グレードから言うと上から三番目、かつ下からも三番目という、丁度真ん中のグレードの部屋でした。
ちなみに、グレードは上から順に、スイート、プレミアム、スーペリア、コンフォート、ツーリストの順で、スイートとプレミアムには専用バルコニーが付いている他、スイートを取ると、レストランでの飲食が全て無料になるようです。
素晴らしい!
ということで、特にプレミアム以上の船室での船旅をした時には”さんふらわあ号”の船旅の本当の魅力が伝わって来たりするのかもしれませんが、個人的にはスーペリアでも十分大満足の航海を楽しめました。
入り口入って右側には、シャワーとトイレがあります。
ベッドの足元にはテレビが用意されています。至れり尽くせりという感じです。
ただ一つ、オーシャンビューが期待できる部屋ではなくインサイドルームだったことで、昼夜の別が分からないという不便はありましたが、それは外に出て感じればいい部分だということで、初回の今回は不便というほどの不便には感じませんでした。
より贅沢を言えるのであれば、という部分ですね。
それ以上に不便を感じたとすれば、やはりWi-Fiの設置ですか。共有スペースでは使えるのに、個々の客室には電波が届かないという部分には、多少の歯がゆさを感じました。客室内でネットにつなぐことが出来れば、さらに快適な船旅になっただろうなとは感じましたからね。
ただこれも、一泊二日の航海では無いから致命的だというには至らず、「出来ればあってほしかった」類のサービスの筆頭としてあげたかった部分です。
あとは、人によってはそれなりに気になるところであろう、船の揺れですが、日によって異なる部分が相当あると思います。今回の北海道旅行、往路の船旅では船の揺れをほとんど感じませんでしたが、復路の船旅は結構揺れが気になりました。
ゆっくり上ってゆっくり落ちる感じが定期的にハッキリ伝わって来る感じで、もしかすると気になる人は気になるかもしれないな、という状態ですね。
ただそれでもいわゆる「有事」が気になるというような揺れではなく、実際に万が一のことがあったとしても、救命胴衣の準備をはじめ、万全の体制が整えられているとのことです。
(続く)