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【群馬/新潟青春18きっぷ旅:初日その6】旧信越本線碓氷峠の廃線跡・アプトの道

群馬/新潟青春18きっぷ旅

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【群馬/新潟青春18きっぷ旅:初日その6】旧信越本線碓氷峠の廃線跡・アプトの道

廃線跡の遊歩道

鉄道文化むらと”アプトの道”

JR信越本線・横川駅傍に位置する、旧横川機関区/運転区の様子です。

そこまで電車そのものに興味があるわけではない、詳しいわけではなかったとしても、何か特別感や物珍しさがひしひしと伝わってくる風景となっていて、背後の山影との鮮やかなミスマッチ感に至っては、どこか模型で作られた世界のようでもあります。

一つには、同色・同型の車両が山ほど停まっているわけではないという違和感(?)にも、何らかの吸引力があるのかもしれません。予備知識ゼロでこのシーンをいきなり見せられたとしたら、ほぼ確実に「なんだろう、これ」「なんかすごいな」となってしまうところですよね。

どこかそのまま素通りするのがもったいないような雰囲気があったりもしますが、ちなみに機関区/運転区とは、機関車/電車の車庫であり、修理工場であり、鉄道会社社員の職場でありという、機関車や電車の基地のような場所のことです。

かつて信越本線の横川駅・軽井沢駅間が現役の路線として生きていたころ、横川駅のすぐ傍には横川機関区/運転区が存在し、数々の機関車・電車の基地となっていました。

現在、機関区/運転区の跡地は碓氷峠鉄道文化むら(公式サイト)として公開されていますが、

一方で廃線となった区間の旧信越本線自体は、まずは旧廃線跡沿いの道を、そののちに廃線跡を歩くという遊歩道、”アプトの道”(安中市公式サイト “アプトの道“)へと姿を変えることとなりました。

現在は、横川駅・軽井沢駅間のおよそ半分程度の区間が、ハイキングコースとなっているようです。

“アプト”は、鉄道が急こう配を昇降するために開発された特殊なシステム(二つの車輪の間に一枚歯車を噛ませることによって、推進力をアップさせます)である”アプト式”(開発者であるスイス人、カール・ローマン・アプトさんの名から来ています)に由来する命名ですが、かつての信越本線で碓氷峠超えに”アプト式”が用いられていた他、静岡の大井川鐡道(公式サイト)では、今もアプト式列車が運転されています。

アプトの道関連blog & vlog、踏破の注意点

アプトの道は知る人ぞ知る著名な遊歩道だということで、全線を歩かれた方の質の高いblogやvlogもネット上にたくさんアップされています(参考:”アプトの道を碓氷峠熊の平まで” by ぷみぱんださん、”【廃線跡探訪】横川~軽井沢の廃線跡「アプトの道」をたどる” by いきたん/行先探訪チャンネルさん)。

廃線跡という特殊なシチュエーション、さらには沿線風景の絶景感からもたらされる満足度は相当高そうではありますが、反面行程はそれなりにハードなものとなるようで、なおかつ(自治体情報などを参照すると)付近や道中にはサル、イノシシ、ツキノワグマなどの野生動物が出没するエリアもあるようです。

遊歩道”アプトの道”ハイキングには、無理のないプランが必要となってくるところですね。

招魂碑傍から駅方面へ

駅周辺に点在する旧中山道の史跡巡り鉄道関連の史跡巡りの後で、旧信越本線・横川駅傍に位置する旧横川機関区/運転区跡の横の道を通り、一旦駅付近に戻ることにしました。

“いたって普通の線路沿いの道”に見える雰囲気を持っているのも、かつてはここが本当に線路沿いの道だったからで、

現・遊歩道沿いには、”かつて”を彷彿とさせるような懐かし看板が残されていたりもします。

紅葉の季節が楽しみになるようなモミジが植わっていたりもしますが、

旧運転区横を歩ききると、

しっかりした入口が用意されていて、

細かい誘導も付されています。

入り口付近に用意された地図によると、アプトの道自体が”碓氷峠の森公園”内の遊歩道になっている、という位置づけのようです。

主要スポット

アプトの道・入口

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