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【港町の四季】”イングリッシュローズの庭”の秋
イングリッシュ・ローズの庭
イングリッシュ・ローズの庭へ
晴れたと思ったら降った、肌寒くなったと思ったら夏日に戻ったというような、日々秋が深まっていくのを体感させられるような気候が続く今日この頃。
今年も、港の見える丘公園内にあるバラがメインの庭園、イングリッシュ・ローズの庭(ローズガーデン)のバラが見ごろの季節に入りました。
イングリッシュ・ローズの庭は、その名の通り、港の見える丘公園の中心部に位置する横浜市イギリス館前にある、バラがメインの庭園です。
見ごろを迎えた秋のバラ
割と一年を通じて緑が豊かな庭園なのですが、特に冬以外の季節の晴天日は緑が眩しく、
バラに限らず様々な花が咲くことが魅力の庭園でもあります。
中でも、初夏と秋のバラは公園名物の一つとなっているという感じですね。
他、春の桜、梅雨時のアジサイやユリなども、結構華があったりします。
イングリッシュ・ローズの庭に隣接するイギリス館前からの風景では、
「バラを手前に、奥にはベイブリッジ」という構図も狙えるので、横浜らしい(?)”映え”スポットの一つとして人気が高かったりもします。
丁度イギリス館の玄関付近の一帯ですね。
秋のバラと蝶
バラの盛期にあたる時期(秋であれば、丁度今時分から来月半ば位まで)は、イングリッシュ・ローズの庭の隣の花壇”香りの庭“がその名に付す通り、付近の花壇は甘い花の香りで満たされます。
ということで、
様々な蝶も、蜜を求めてやってきます。
一羽二羽(一頭二頭)ではなく、結構たくさん飛んでいます。
咲き誇る花にとってはまさに今が花、そこかしこで蜜にありつける蝶やハチにとっては人間社会同様実りの秋という感じですが、蝶やハチなど”送粉者”達は蜜を吸わせてもらう代わりに花粉を運び、花にとっての種子作りのための受粉を手助けする、という役割を担っているんですね。
ぱっと見華やいだ風景の中で、早くも(?)次の季節への動きが始まっているわけです。
蝶くらいなら特に目立って害はないだろうと思うのですが、ミツバチや、ハチっぽい何か(? 巣作りのためにバラの葉を切り取る、ハキリバチというハチもいるらしいですね)が蜜や葉を求めて飛んでいることも結構あります。
概してミツバチは大人しい、あまり刺さないとは言われますが(ハキリバチも同様の性質を持つようです)、本気になれば集団でスズメバチを狩れる戦闘能力も持ち合わせていますし、その辺はやや要注意かもしれませんね。
イングリッシュ・ローズの庭周辺
イングリッシュ・ローズの庭周辺、
具体的には前記した香りの庭、さらにはバラとカスケードの庭方面ですが、
イギリス館との位置関係でいうと、イギリス館の裏手にあたる一帯にも、たくさんのバラが咲いています。
イングリッシュ・ローズの庭、バラとカスケードの庭と、「バラ」をその名に冠す庭園が同じ港の見える丘公園内に二つあるわけなので、季節になると公園内がバラだらけの様相を呈す部分も無きにしも非ずです。
特に、イギリス館の裏手にあたる一帯は、狭い石畳の小径沿いにたくさんの花が植えられていたりするので、季節にはここも必見レベルのお勧めですね。