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【WELBで沿線サイクリング】みなとみらい地区から新港ふ頭へ

山下公園

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【WELBで沿線サイクリング】みなとみらい地区から新港ふ頭へ

WELBで沿線サイクリング その3 -みなとみらい線沿線・海沿いサイクリング-

アベントゥーライフ社製電動アシスト付き自転車”WELB“(公式サイト)試乗記、最終回です。

前回のサイクリング記では間門の交差点(本牧通り端)からみなとみらい大橋(みなとみらい端)まで、今回はその続きということで、みなとみらいの端から新港ふ頭までの”WELB街乗り記”共々、”私見・WELB総論”として、全3回分の試乗レビューをまとめました。

 

臨港パーク(自転車走行禁止)

どちらかというと”海沿い街歩き”的な色が濃くなってしまった今回の乗車記ですが、まず初めに、みなとみらい大橋からみなとみらい地区へと入った後で、海沿いに作られた臨港パーク(パシフィコ横浜公式サイト “屋外エリア“)へと向かいました(公園内は走行禁止のため、手押しでの通行となります)。

“映え”を求めて進む道中、何が問題になって来るかと、やはり一にも二にも車体の重量です。

今回のサイクリング記では軽量=運転しやすいということを終始感じながらのサイクリングとなったのですが、それを最も強く感じることになったのが、この”海沿い歩きwith WELB”の時間でした。

車体の重量如何では、走行時に比べて若干面倒を感じるところとなってきても不思議はないはずなのですが、そもそも車体重量が”ママチャリ”並みということもあって、苦に感じることはほぼありませんでした。

結果、”ちょっと一休み”といった時間を味わうことが出来る上、一旦走行すれば快適なサイクリングが楽しめるということを把握した後の話しだったこととも併せて、沿線の人気スポットをいつも以上に身近に感じることが出来ました。

臨港パークは、すぐ隣が海、しかも山下公園のような段差もないので、横浜港をすぐ身近に感じられることが魅力の公園です。ぼちぼち釣りをしている人もいるというような、昔ながらの横浜を感じさせる一面を持っているような公園でもあるので、ならではというか臨港パーク特有の魅力を持っている面もあります。

海の向こうにはベイブリッジやハンマーヘッドなどが望めるほか、陸側には芝生の公園が用意されているので、サイクリングの途上でこの付近に気軽に立ち寄ることが出来るのであれば、相当ポイントが高い、お気に入りスポットとなる可能性のある公園です。

新港ふ頭側には、つい最近までシーバスの停車スポットだったぷかりさん橋もありますが、以下で紹介させていただくように、みなとみらいと新港ふ頭をつなぐ国際大通りからも近いところにあって、かつところどころで双方が繋がれているので、自転車ですいすい走って進みたいと思った場合は、陸側に切り替えて自転車走行で進むことも出来ます。

 

女神橋から新港ふ頭へ

ぷかりさん橋のすぐ先にある、つい最近開通した女神橋です。このエリアは全て通行禁止、手押しエリアにあたるのですが、やはり軽い車体様様という形で、気軽に歩き進めることが出来ます。

女神橋の一本向こう側に通されている通りが、自転車レーン付きの国際大通りです。

橋を渡り終えたところにあるカップヌードルミュージアムパーク付近にも、国際大通り側からの入口が用意されています。

カップヌードルミュージアムパークとハンマーヘッドの間には、つい最近オープンしたキャンプ施設”ドリームドア”(公式サイト)があります。二人以上での利用が想定されているため、一人旅や一人街歩き時の立ち寄り先に含めることは出来ませんが、そうでない場合、抑えておくと楽しい場所になり得るスポットですね。

振り返ればインターコンチネンタルホテルとパシフィコ横浜、そして臨港パークというみなとみらいの海沿い一帯が、女神橋の開通によって随分近くなりました。

そしてこれも横浜・新港ふ頭の新名所であるハンマーヘッド公式サイト)へ。

こと”今回のサイクリング”ということでは、残念ながら元々当日があいにくの天気だったところ、ここでいよいよ強めの雨が本格的に降ってきてしまいました。

ということで、予定していたこの先のエリアは一気に走り抜け、復路のゴールに設定していた、港の見える丘公園前へ。

ここまでくるとさすがに少々疲れを感じた記憶がありますが、雨天走行でも難なく進むことが出来た上、最後の難所と目していたややキツ目の坂道である谷戸坂についてもギアを軽く切り替えることによって、なんとか走りきることが出来ました。

 

新港ふ頭・元町中華街エリアの海沿い”映え”スポット

海沿いサイクリングの注意点として、みなとみらい地区臨海部や新港ふ頭、さらにその先の象の鼻や山下公園等々では、映えスポットとサイクリングコースが必ずしも一致しないことが挙げられます。

双方がまるでズレているわけではなく、“ニアピン”となっているもどかしさ(?)があるんですね。

新港ふ頭やみなとみらいについては、大きい道路にサイクリングレーンが用意されているので、快適な走行が期待出来たりもするのですが(自転車が使えるとかなり便利な一帯にあたります)、まさに海沿いで絵になる風景が用意されているようなところでは、概ね自転車等の乗り入れが禁止されているため、自転車は手押しで歩くこととなります。

試しに走ってみる、あるいは必要に迫られて自転車を利用するにあたって便利なインフラ整備がされている反面、”映え”などを求めると中々一致しない部分もあります、という話しでした。

以下ではWELBで走行予定だった一帯にある、海沿いの映えスポットをいくつか紹介します。

 

ハンマーヘッド

横浜ハンマーヘッド公式サイト)は、”食”をテーマとした商業施設”横浜ハンマーヘッド(公式サイト)”と、宿泊施設(インターコンチネンタル横浜 Pier8。公式サイト)が一体となった複合施設です。

1914年(大正2年)に新港ふ頭内・西側の突堤に作られたイギリス製大型クレーンの愛称が”ハンマーヘッド”だったことから、現在の施設が開業するにあたり、”ハンマーヘッド”の名前が継承された上でオープンすることとなりました。

目下、新港ふ頭海沿いではイチ押しのスポットで、駐輪場は、台数に限りがありますが無料です。

 

マリンウォーク

MARINE & WALK YOKOHAMA公式サイト)は、ハンマーヘッドと赤レンガ倉庫の間に位置する、小型のショッピングモールです。ロケーションやおしゃれっぽさが売りの施設で、特に晴れた日などにはお勧め度の高い一帯です。名物は”angel wings”(壁に描かれた羽の絵)で、休日などには撮影のための順番待ちが出来たりもします。

 

赤レンガ倉庫/赤レンガパーク

赤レンガ倉庫公式サイト)と赤レンガパークは、新港ふ頭を代表する観光施設です。それぞれが隣り合っていて、二館ある倉庫は、その間がイベントスペースとなっています。施設周辺は自転車を手押しする必要がありますが、倉庫・パーク共、”映え”は昼夜を問わず抜群です。

 

象の鼻パーク

象の鼻パーク横浜市公式サイト)は、横浜港はじまりの地にあたる一帯に作られた公園です。ここも同様に公園内では自転車は手押しで進む必要があるのですが、ロケーションがロケーションなだけに、特に”映え”を求める場合にはイチ押しのスポットです。

 

山下公園

山下公園横浜市公式サイト)は、関東大震災からの復興事業の一環で作られた、現在の横浜を代表する公園の一つです。他の施設同様、公園内での自転車走行は禁止されているため、サイクリング時は手押し出歩くことになりますが、みなとみらい線沿線で”映え”を求めるのであれば、一度は抑えておきたい公園です。

 

試乗レビュー”WELB総論”

オススメシーンは日常生活の全方位

今回の試走サイクリングを通じてWELBに強く感じたことは、現時点での街乗り自転車としての究極の形の一つが出ているのではないかな、ということでした。

上下の坂道走行、狭い道(走りにくい道)の通行、方向転換が多く要求される道や車道、歩道の進路切り替えなど、舗装された道を普通に走る分には、自転車の基本的な性能面では、問題という問題がなかったような印象です。

“電動アシスト”面では、単に電動アシストが付いているという部分からもう少し先に進んで、それではどのようなアシストが付いていると快適な走行が楽しめるのかという部分がテーマにされているように伝わって来ました。

一段ずつ切り替え可能なほか、二段飛ばし、三段飛ばしの変速が出来るなど(特に、キツ目の上り坂道走行時に重宝します)、細かい変速設定についてもそうですが、ギアのアップダウンでレバーが変えてある点などもそうですね。

加速時の変速と並列で捉えることが出来るのがブレーキですが、雨天時でも効きがしっかりしたディスクブレーキ(最近では、割と自転車にも搭載されていることが多いようです)が付いていることによって、快適な走行をアシストしてもらえます。

今回、坂道も多めにあるコースの中でこれだけ結構な距離を乗ったにも関わらず、それでもまだ半分近くバッテリーが残っていたので、バッテリーの充電が手間になるというようなことも、恐らくはあまりないでしょう。

総じて、どこに問題があるのかというよりは、街乗り自転車に求めるものを粋まで詰めていくとこういう形になるのかもしれない、というイメージが強かったです。

 

乗り心地は、カスタマイズで最終調整!

自転車としての基本性能には、少なくとも自分的には非の打ち所がないように感じた今回の試乗だったのですが、今回試乗させていただいたWELBはオプション的な性能がカットされたタイプのものだったため、実際に自分のものとして乗ることを考えた時には、少々細部をいじる必要があるかもしれないな、とは感じました。

ノーマル状態から、どこを変えていくかという部分ですよね。

今回の試乗で私が個人的に割と必須のものだと感じたのがサドルで、もしかすると変えた方がいいかもしれないと感じたものは、ハンドルのグリップ部分です。その他、荷物についてはリュックを背負うかショルダーバッグを担げば問題ないシーンを増やすことが出来そうですが、かご位は付いていても何かと便利なようには思えます。

ただ、あまり重量を増してしまう弄り方をすると軽量が売りの車体の重量を増すことになるので、その点は考える必要があるところかもしれません。

前二者(サドル、ハンドル)については走行自体が快適なことから来る部分なのですが、サドルが硬かったり自分にとって座りやすいものでなかったりする場合、かなりお尻が痛くなったり股ズレしたりということになる場合があります。

また、自転車に乗る時の前傾姿勢って普段はあまりとらない姿勢だと思うのですが、これもやはり長時間の快適な街乗りが可能であることから、後になって特に上半身の筋肉が張ってくる、なぜか手のひらが痛くなるというような場合もあります。

あくまで”街乗り”タイプの電動アシスト付き自転車だということで、例えばモトクロスバイクのような強いサスペンションが効いているわけではありません。なので、地面に凹凸がある場合、それを素直に拾ってしまうことになるので、ハンドルやサドルに割とダイレクトに伝わってしまう部分があるということなのでしょう。

この点、日常使いとして長時間サイクリングを想定するのであれば、安価にカスタマイズ出来た上で、車体重量にさほど影響を与えない部分については、後からある程度手を入れる必要が出て来るかもしれません、とは感じました。

ただしこれらの点については、WELBの場合、自分自身の乗り心地にぴったりくるようなカスタマイズが可能となっています(サドル、ハンドル、かご、全てカスタマイズ品が用意されています)。このほかにも、公式サイトに詳しい記載がありますが、かなり豊富にカスタマイズパーツが用意されています(公式サイト “WELBカスタマイズシミュレーション“)

このパラグラフの内容については、あくまで今回の試乗を通じて私個人が思ったこと(あえて物足りなかった点を挙げるとするならどこか、を挙げてみた)に過ぎない部分なので、逆に「このままで充分です」「それよりは、変えるとするならこの部分を変えてほしいです」というような感想も、別に出て来るところとなるかもしれません(それはそうですね)。

いずれにしても全ては実際に乗り心地を試してみた上でのお話ですということに最後にはなってくるので、興味が出て来た、なおかつ試乗の機会があるということであれば、実際に乗ってみることをおすすめします(WELB公式サイト “WELBを試乗しませんか?”)。

 

総じて

今回試乗した結果の率直な感想としては、「これ以上扱いやすくてお手軽な電動アシスト付き自転車って、果してあるのかな?」というようなことでした。電動アシスト無しの自転車では体験できないようなサイクリングを楽しめたというところから、普通の自転車には乗れなくなりそうな予感を感じてしまった部分もあるにはあるのですが 笑、もう少し先になるであろう次の自転車買い替えでは電動アシスト付きを、その際の筆頭候補にはWELBを、というところに落ち着きました。

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