箱根フリーパスとロープウェイ、ケーブルカー、登山電車

旅プラン

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分40秒です。

箱根フリーパスとロープウェイ、ケーブルカー、登山電車

箱根地区と公共交通機関

“箱根”の大まかなロケーション

箱根湯本や塔ノ沢などの温泉街が箱根地区の東部、かつて東海道の一里塚が置かれていた畑宿や、小涌谷、大涌谷、箱根山、強羅、そのほか古くから温泉街として開かれていた芦之湯などが箱根地区の中央部、芦ノ湖や箱根神社、箱根園が箱根地区の西端、ガラスの森美術館星の王子さまミュージアムなど、美術館が多く置かれていることや、ススキ草原や湿生花園があることなどで有名な仙石原が箱根地区の北部に位置するというのが、ざっくり捉えたときの位置関係です。

 

公共交通機関の整備状況

箱根湯本界隈(東部)と芦ノ湖界隈(西部)・仙石原界隈(北部)はバスで結ばれ、芦ノ湖界隈(西部)と大涌谷・早雲山(中央部)はロープウェイで結ばれ、大涌谷側の強羅地区入り口である早雲山駅と、強羅地区の中心部にある強羅駅はケーブルカーで結ばれているという形で、それぞれ交通網が整備されています。

強羅駅と箱根湯本駅は鉄道で、強羅駅と仙石原地区はバスで、それぞれ結ばれているので、ケーブルカー、鉄道、バス、ロープウェイ等公共交通機関を利用するだけで、箱根の主要なエリアをぐるっと一周できてしまうんです。

 

イチ押しはフリーパス

箱根フリーパスを利用すればこれらすべての地区に通じている交通機関が二日間、あるいは三日間乗り放題になるということで、幅広く箱根を見たい、特に一泊以上の旅行の場合であれば、仮に車で現地入りしていたとしても(特にフリーパスが)ほぼマストアイテムとなります。

若干勿体ないのですが、仮に日帰りだったとしても、丸一日交通機関(特に箱根登山バス)を乗り倒すような旅行をプランしているのであれば(例えば箱根登山バス・鉄道等沿線の史跡や名所、名店、美術館巡り等)、”フリーパス”を購入しても十分元が取れます。

価格だけを見ると割高に見えても、それがお得となるケースは普通に考えられてしまうんです。

例えば桃源台発のルートを考えるとして、桃源台から早雲山までロープウェイで往復すると2520円、桃源台に帰ってきた後に箱根登山バスで美術館を二つ周り(”星の王子さま”まで450円→ガラスの森まで230円)、その後で同じく箱根登山バスで箱根湯本の駅前に出て(760円)から、もう一度箱根登山バスで桃源台に帰る(1070円)というルートを取ると、この時点で既に元が取れた計算となります(計5030円)。

箱根湯本→芦ノ湖畔の間については、旧街道線沿いに結構見どころがあるので、何度か乗り降りすることを計算に含めた上で、さらに海賊船に乗った、ケーブルカーに乗ったというプランを付加するのであれば、交通費だけでもお釣りがくるくらいの充実度ですね。

 

フリーパス以外のお得チケットは、”フリー区間”に注意!

“フリーパス”のほか、”区間限定チケット”として、例えばロープウェイ乗車を含む芦ノ湖岸周りの一部区間のみ乗り放題になる”箱根のりものパス Lite”(公式サイト)や、小田原・箱根湯本間の箱根登山電車、箱根湯本と芦ノ湖畔を結ぶ箱根登山バスの一部、および海賊船全区間のみが乗り放題となる”登山バス・海賊船「芦ノ湖きっぷ」”(公式サイト)などもありますが(フリーパスや上記したチケット含め、「お得」切符は全部で10種類あります)、残念ながら、共に全交通機関の中でのフリー乗車適用範囲が限られています。

特に”箱根のりものパス Lite”だと、箱根登山バスは箱根町線(公式サイト路線図)の特定区間内のみ(宮ノ下駅・箱根町港間のみ。旧街道線利用は全線実費です)、箱根登山電車も強羅・宮ノ下駅間のみが適用区間です。

つまり、実質「芦ノ湖畔と小涌谷・大涌谷・強羅を楽しんでください」というチケットなので、そのほかのエリアが見たい(例えば仙石原方面の美術館や、湯本・塔ノ沢方面、旧街道線=県道732号線沿いetc)場合は、都度実費で賄う必要が出てきます。

「割引き」を柱とする場合、現地に着いた後のプランがほぼ固定されてしまうため、ともするとじわじわと出費がかさんでいくことも、考えられなくもなくなってきます。それを回避したいのであればこまめに車を利用することになるので、極論「ならはじめから、全部車で行ったらいいんじゃないかな?」になりかねないわけです。

恐らくは人気コース・路線を絞り込んだうえでの”お得切符企画”なのではないかと思いますが、スケジュール変更の予定がないプランを組んでいる(かつ、カバーされている範囲で全て事足りる)のであれば、例えば”のりものパス”のような区間限定チケットがお得となります。

ただし、現地での行動をフレキシブルに考えた上で(あるいは元々広範に動くプランを組んだ上で)とことん割引きを求めるのであれば、”区間限定”だと現地でのアドリブが効きづらい点や、結果として本当にお得なきっぷとなりうるのかというあたりに疑問符がついてしまうこともあります。

諸々込みで考えると、公式サイトが宣伝するように「箱根までの交通手段を柱として考える」よりは「どこを観光したいのか」を柱として考えるやり方がお勧めで、基本はフリーパス、観たい箇所が限られている場合には各種区間限定チケットを購入するという方法が無難です。

 

箱根ロープウェイ

ということで、今回は現地までは車で、箱根入り後は箱根フリーパスを利用して、箱根を楽しんできました。

 

桃源台駅から

初日朝、ホテルに車を置いた後、まずはロープウェイの桃源台駅を目指しました。

東名の工事渋滞、事故渋滞等々色々あったのですが、現地には始発5分前の8時55分着。

集会中のネコの出迎えもある中、結果オーライということで、

この日の始発に乗車することができました。

まずは桃源台駅から大涌谷駅へ。その道中で見えたのが、

桃源台駅の向こう側に位置する芦ノ湖と、

さらには富士山でした。

東名に乗った時点でバッチリ見えていた富士山は、近づいた分より大きく見えます。

この日は朝から快晴で、かつ一日快晴の予報だったので、これから行く先々でその姿を確認することが出来るな! という期待の下、

途中姥子駅を経由しての大涌谷までは、割とあっという間でした(参考:【箱根七福神めぐりの旅】箱根ロープウェイ乗車、大涌谷へ)。

 

早雲山駅へ

大涌谷駅へ到着後は、久しぶりの箱根という折角の機会だし大涌谷黒たまご黒アイスでも楽しみながら富士山をゆっくり眺める時間を取りたかったところなのですが、この日は早めに目的地を目指しました。

ということで、そのまま早雲山方面のロープウェイ乗り場へ。

引き続き、ケーブルカー始発の早雲山駅へ。

かなり大きいゴンドラは個室利用できました。早起きは三文の徳ですね。

そして通過する大涌谷上空。

大涌谷から早雲山行きロープウェイが行き来する様子を見ていると「すごいところを通っているな」という感じに見えるのですが、

ロープウェイから大涌谷を見下ろすと、

よりはっきり火山ガスが噴出している様子が伝わります。

この”ハッキリ感”が先に立つ印象があるので、ロープウェイからの眺めでは、怖いというよりは凄いという感じが強く伝わります。

怖さで勝るのは、どちらかというと大涌谷駅周辺からの風景の方かもしれません。

もちろん、大涌谷上空からも、富士山を望むことが出来ます。

 

早雲山駅にて

早雲山駅は、ロープウェイとケーブルカーの接続駅です。

箱根地区では箱根湯本や塔ノ沢などと並ぶ温泉街である、強羅エリアの入り口駅にあたります。

早雲山駅の開業は大正10年と古いのですが(日本で二番目の開業です。参考:箱根ナビ箱根登山鉄道の歴史&魅力に迫る“)、

昨年(2020年)にリニューアルしたばかりというピカピカの駅構内と、

そのすぐ隣にある、新しく出来た”cu-mo箱根”(公式サイト)という施設の一部、絶景が楽しめる足湯(公式サイト)が用意されています。

早雲山駅に到着早々、新築の眩しさに周辺環境のすばらしさが追い打ちをかけてくるような駅にあって、ケーブルカー乗り場に向かう乗り換え通路上でも、

大きいガラス窓から箱根の山々の様子が楽しめます。

リニューアル後の早雲山駅は、早雲山駅を訪問すること自体が目的になってもおかしくないくらいの魅力を放っています。

 

箱根登山ケーブルカー

接続駅の早雲山駅にて、箱根登山ケーブルカーに乗車しました。

斜めに作られている線路と、その線路に合わせるように作られた車両の構造が印象的ですが、

紅葉の中、勾配のきつい線路を下って行きます。

箱根強羅公園箱根美術館に立ち寄るため下車した公園上駅と、

ケーブルカーの終着駅である、強羅駅の様子です。

特に紅葉シーズンは、日中通して満員御礼状態が続くようです。

 

箱根登山電車

強羅駅と箱根湯本駅をつないでいるのが、箱根登山電車です。

箱根登山電車で箱根湯本まで出た後、箱根湯本からはバスで仙石原・芦ノ湖方面に出ることが出来るので、箱根湯本駅着後にバスで芦ノ湖・桃源台を目指した場合(箱根登山バス・桃源台線の終点手前が桃源台バス停です)、桃源台からロープウェイに乗車し、その先早雲山からケーブルカーを利用することで、再び強羅駅に帰って来ることが出来ます。

フリーパス利用であればほぼ無敵、好きなだけぐるぐる回りつつ、気になったところで降りては観光するという工程を延々繰り返すことも可能なんですよね。

空いていれば道中の写真も撮り放題、時間に余裕があれば途中下車もし放題ですが、

そういう道中を持つ旅の場合、割とあっという間に箱根湯本についてしまうことも考えられます。

箱根湯本の駅前で一枚。

箱根エリアの入り口にあたるだけあって、箱根湯本を起点としても、面白い街歩きを楽しむことが出来ます。

 

公式サイト

箱根ロープウェイ(現)

 

箱根ロープウェイ(新)

 

箱根登山電車/ケーブルカー

 

タイトルとURLをコピーしました