【七曲りの紅葉】秋の箱根旧街道線(県道732号線)歩き

旧街道と宿場町巡り

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【七曲りの紅葉】秋の箱根旧街道線(県道732号線)歩き

箱根旧街道線=県道732号湯本元箱根線

県道732号線歩き

(神奈川)県道732号線は、箱根湯本の駅前(早川に架けられた三枚橋)付近と芦ノ湖畔傍(畑宿入り口信号付近)を結ぶ形で通された、”箱根の山道”です。

箱根湯本駅付近で(箱根新道ではない、湯本の駅前を通る)国道一号線から分離し、芦ノ湖畔で(同じく箱根新道ではない方の)国道一号線に合流する形の道ですが、元々が旧東海道をベースとして作られた県道で、現在は全線が箱根登山バス・箱根旧街道線のバス通りともなっています。

県道732号線が”旧東海道”をベースとした県道であることは、旧街道線の路線図(公式サイト)を見ているだけでも理解できる部分があるのですが(それと感じさせるバス停名がちらほら登場します)、実際に732号線を走ってみる、あるいは旧街道線に乗ってみると、より一層そのことが良くわかります。

ところどころで旧街道関連の史跡が出てくる、道自体がところにより急カーブの連続となる坂道続きだったりするなど、すごく”箱根っぽい”道なんですが、そんな県道732号線の一部区間(芦ノ湖寄りのお玉が池付近~七曲り中腹の樫木坂付近まで)を、今回はお試しということで、実際に歩いてみました。

これまで幾度となく車で走り、バスに乗って移動した道の一部を初めて歩いてみたのですが、思った以上に爽快でした。

 

注意点として

県道732号線は一応歩けるようにはなっているのですが、概して歩道は狭く、苔や堆積した落ち葉、雑草等で滑りやすくなっているところも多々ある上、所々で急な階段坂に誘導されることなんかもあるので、気候のいい季節の晴天日の日中のみにお勧めです。

これはビジターセンターでも言われたことなのですが、車には注意!です。

もちろん車の方でもほとんどの車は歩行者に注意してくれますが、それもこれもまず初めに歩行者が注意してナンボの話しですからね。

ということで、県道沿いの史跡については別途史跡毎に記事化しますが、以下、ざっくりした”秋の県道732号線歩き”の様子をまとめてみました。

 

秋の箱根旧街道線沿線=県道732号線

お玉が池~甘酒茶屋

お玉が池付近では割と見通しのいい道が続きますが、

鉄柱隣に紅葉が見事な木がある少し先の当たりから旧街道石畳入り口付近に向かって下りの山道に入り、石畳入口を過ぎてさらに下り坂が続きます。

お玉が池から甘酒茶屋に向かう丁度中間あたりの道は山道っぽい坂になっていて、一応舗装されてはいるとはいえ、それほど通行量が多くないことを思わせるような状態です。

一部、石畳になっています。”旧東海道”ですからね。

ここから先、甘酒茶屋前の直線に至るまでの坂道は、県道732号線(箱根旧街道線のバス通り)が旧東海道(石畳の道)に交差する形で下っていきます。

元箱根から箱根湯本方面へと向かう場合、旧街道石畳入口を境にして、それまで谷側に通されていた県道732号線が山側になり、山側に通されていた旧東海道の石畳道が谷側になるという、いかにも箱根の山道という山道が続くのですが、昼間のウォーキングだと思っていた以上に怖さはありませんでした(車も、野生動物も、そのほか諸々も)。

確かに行く手にあるのは山道には違いないのですが、車道も歩道もガッツリ舗装されている上、原野との境目も明確になっているためですね(ただし昼間の安全は、野生動物との遭遇的な意味では、夜間は保証されないようです)。

とはいえ、結局は箱根の山に通された道なのですということで、

紅葉が近く、遠くの山の稜線もハッキリ見える上、徐々に遠くなっていく感じもハッキリ伝わってきます。

 

県道732号線と旧街道石畳・各史跡

ちなみに、箱根湯本方面へと向かう県道732号線は、お玉が池より先、まずは前記したように旧街道石畳入口にて、旧街道石畳と交差します。

その後、急な下り坂は平たんな直線となり、甘酒茶屋へ。

甘酒茶屋を過ぎると、旧東海道時代は甘酒茶屋へと繋がる坂道だったらしい追込坂、さらにその先でヘアピン急カーブを経て猿滑坂を通過しますが、追込坂と猿滑坂の間で、県道732号線と旧東海道の石畳は、再び位置関係が入れ替わります。

旧街道石畳入口を境にして山側に通されていた旧東海道の石畳が今度は谷側へ、反対に谷側に通されていた県道732号線が山側へ、それぞれ位置を変えて、現在は休業してしまった見晴茶屋方面へと向かいます。

見晴茶屋から先の道については、見晴茶屋付近からその様子を望むことも出来ますが、見晴茶屋のすぐ先にあるのが県道732号線随一の難所である七曲りであり、七曲りの中腹には、旧東海道随一の難所であった樫の木坂があります。

現在は、七曲りの所々で旧東海道と石畳が合流しながら一本の道になっていますが、”旧街道”だけを一本のルートで結ぶなら、丁度七曲りのくねくねを真ん中から串刺しにするように通っていることが分かります。

県道732号線・七曲りの一帯は、丁度箱根新道=新しい方の国道一号線と県道732号線が交差する一帯でもあるのですが、七曲りの一番下のカーブ付近から箱根湯本方面に向かう山道に入っていく旧東海道石畳は、西海子坂、箱根新道上に陸橋の形で通されている石畳橋を経て、畑宿の一里塚に到達します(以下、箱根湯本方面までまだまだ旧街道は続くのですが、今回は省略します)。

ということで、今回歩いたのはお玉が池から樫の木坂までだったのですが、所々にかつての旧街道時代の史跡やハイキングコースとの合流がある上、道中には甘酒茶屋のような現役のお茶屋さんもあるという、かなり歩き甲斐のあるコースでした。

 

箱根七曲り付近の紅葉

今回、特に紅葉が綺麗だと感じたのは、七曲り付近(丁度七曲りの真ん中付近に、旧街道線・樫の木坂のバス停があります)です。

真っ赤な紅葉が綺麗なことにも目を引かれますが、

いつも車で通っている道を徒歩で歩くこと自体が中々新鮮だったこともあってか(この付近は特に歩道が狭いので注意が必要です。歩行者用のう回路も用意されています)、

“箱根の七曲り”といえばこの急カーブというヘアピンカーブの連続に、改めて目を引かれました。

七曲りは旧街道線はじめ観光バスが通るバス通りでもあるのですが、改めて、すごい道ですよね。

七曲りの先、出来たら畑宿の一里塚くらいまではというのが元々の希望だった今回は、ちょっとしたアクシデントがあって途中で断念せざるを得ませんでした。

最後の最後で、こともあろうに箱根フリーパスを落としてしまったんですよ。

この切符が無いと乗車の度に運賃を取られてしまうということで、ところどころでバスを使いながらの”旧街道線歩き”は強制終了を余儀なくされました。

なのですが、タイミング的にはほぼ最後の詰めの段階でのミスだったということで、それでも今回の予定の9割くらいまでは達成できました。

不幸中の幸いですね。

いつか機会があれば、湯本から元箱根まで(あるいは元箱根から湯本まで)歩いてみたいです。

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