【箱根旧街道線沿い史跡巡り その2】箱根湯本の一里塚跡

旧街道と宿場町巡り

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【箱根旧街道線沿い史跡巡り その2】箱根湯本の一里塚跡

旧東海道(箱根旧街道)湯本一里塚跡

about 一里塚

一里塚とは、その名の通り、江戸時代の街道上に一里毎に設けられていた”塚”のことです。

一里は約4キロですが、これは人間が徒歩で歩いた際に平均で1時間かかる距離だと言われています。

つまり街道上を淡々と歩くことが出来れば、一里塚から一里塚の間を約1時間で歩くことが出来るわけです。

かつて(江戸時代)は「歩いて一時間かかる距離」が”里”の基準だったことから、地域によって”里”の距離が違ったりもしたようですが(参考:日立ハイテクチャンネル里(単位の部屋内)“)、この基準に照らすのであれば、箱根湯本の一里塚は江戸の日本橋から22里、丸一日程度歩き続けてたどり着くことが出来る距離だと概算できます。

近年の箱根駅伝の優勝チームの記録が片道およそ5時間30分程度なので(参考:箱根駅伝公式サイト箱根駅伝歴代優勝校“)、箱根湯本から葭原久保の一里塚(=芦ノ湖畔)までの距離=2里を、日本橋から箱根湯本までの距離=22里にプラスし、走る速度=歩く速度×4とすれば、まぁそんなものかといったところでしょうか。

それぞれ、東海道のスタート地点である日本橋は東京駅の八重洲方面=東側に、箱根駅伝のスタート地点である大手町は同じく東京駅の丸の内方面=西側にあるので、ほぼ同距離だとしても特に問題はないでしょう。

その上で24(里=時間)÷4(徒歩の四倍速度補正)と考えると、大体6時間程度という計算になり、逆に「5時間30分」(約6時間)を四倍すれば、「20時間+2時間」(約24時間)となって、およそ”里”の基準で計算された通りの時間が導けます。

実際に湯本の一里塚から畑宿の一里塚まで徒歩で進むとどのくらいかかるのか、Googleマップで試してみたところ、1時間7分と出ました(畑宿から葭原久保だと、1時間16分でした)。

なんとなくですが、「昔の人ってすげー!」となってしまう瞬間ですね。

そんな”一里”塚ですが、かつては小高く盛られた土に目印として木が植えられていました。

植えられる木は、元々は榎(えのき)や松がほとんどだったものの、江戸時代中期以降はまゆみ、桜、槻(つき)、樅(もみ)、栴檀(せんだん)と、バラエティに富むようになっていったようです(参考:国交省関東地方整備局 横浜国道事務所 “東海道への誘い一里塚“)。

残念ながら、今となってはかつての姿が遺された一里塚の方がレアとなってしまっているようですが、”跡”は方々に残されています。

 

箱根湯本一里塚跡

箱根湯本の一里塚跡は、箱根登山バス・箱根旧街道線台の茶屋バス停から徒歩圏内にあります。

若干行き過ぎた道を戻る形でバス通り沿いを歩いていった時に、

進行方向に向かって左側のバス通り沿いにあります。

それと意識していれば見落とすことはまずありませんが、割とあっさり、今の湯本茶屋に溶け込んでいる感じですね。

字が薄れていまいち読みづらい部分がかなりありますが、1604年に設置されたようです。

箱根湯本の一つ前の一里塚は風祭の一里塚、一つ先の一里塚が畑宿の一里塚です。

 

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