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【開港都市・新潟の風景/2023】”みなと・さがん”と信濃川沿いの風景

新潟市中心部

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【開港都市・新潟の風景/2023】”みなと・さがん”と信濃川沿いの風景

信濃川と左岸緑地

みなと・さがん

信濃川最下流域の左岸には、”みなと・さがん“(新潟県公式サイト “みなと・さがん“)と名付けられた緑地が整備されています。

左岸の緑地だからさがん、そこは港でもあるのでみなとを追加して”みなと・さがん”と命名されたということですが(公式サイトより)、一方で右岸側は特に”みなと・うがん”とは呼ばれていないようで、”さがん”も含めた信濃川沿いの緑地がまとめて”やすらぎてい“(国土交通省 北陸地方整備局 信濃川下流河川事務所やすらぎ堤散策マップ“)と呼ばれています。

施設やエリアの命名って、時にたかがされどなところを感じてしまう部分もあるのですが(確かに、あってくれた方が無いよりは色々助かるよね、というような)、”さがん”に来るたび、そのサラッと迫ってくる要素に抜群のセンスというかオシャレさを感じてしまうのが、このところ毎度のことになっていたりもします 笑。

ひらがなネームの時点で純和風ではあっても、響きそのものには洋風要素も色濃く含まれる(”さがん”を河岸左側の他に欧州人の人名だと捉えれば、左岸とSaganのダブルミーニングです)、付近一帯は歴史ある湊であり開港地でもあるのでその双方を併せ呑めます、といったところで、色んな要素がきちんと一体化しているあたり中々素晴らしい!と感じでしまうんですよね。

流路延長日本一=日本一長い川であり(367キロ)、日本で三番目に流域面積が大きい川である信濃川は、間近で見るとさすがに迫力があります(参考:国土交通省公式サイト “信濃川“)。

ただでさえ大きい川の最下流域であり、かつ港と一体化しているエリアだということで、その分のスケールが加算される形になっていますが、その昔、右岸側に横浜船籍の大型客船・飛鳥Ⅱ(公式サイト)が停泊しているのを見かけたこともありました。

飛鳥Ⅱは新潟港にはぼちぼち寄港しているようですが(参考:新潟県公式サイト “新潟西港にクルーズ客船「飛鳥II」が寄港しました“)、母港・横浜の大さん橋停泊時には存在感の塊になるという、どこか見覚えのある船があたかも普通の船であるかのように停泊している姿が見えた時には中々圧倒されました。

サイズ感的にいまいちピンと来なくて「まさかとは思うけど」といった感じで二度見三度見した記憶も蘇ってきますが 笑、要は信濃川がいかに大きいのかということですよね。

右岸には朱鷺メッセ(公式サイト)もありますが、地上140m、31階建てのビルがどこか普通のビルのように見えてしまわなくもないのは、一つには信濃川の大きさがそう見せているからでもあるのでしょう。

萬代橋の長さが約300mなので、信濃川の川幅もおよそその程度、ただし朱鷺メッセやピアBandaiなどがある万代島の先で、河口部・日本海に向けてそれ以上に広がりますということで、川というよりはほぼ港、イメージ的にも”港湾”といった方が近そうでもあります。

みなとぴあ付近

“さがん”は萬代橋付近から河口部に向かって続いていますが、右岸に万代島の先端が来るあたりで、みなとぴあ=新潟市歴史博物館(公式サイト)をはじめとした、歴史的な建造物の密集地帯へと進みます。

2代目新潟市役所庁舎のデザインを用いて作られているというだけあって、中々威厳のある建物ですが、

その向かいの位置には旧第四銀行(現・第四北越銀行)住吉町支店の建物が移築・復原されていて、

陸側に歩いて進むと、ほぼすぐのところには旧新潟税関庁舎と復原された荷揚げ場が、それぞれ残されています。

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