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【箱根旧街道線沿い史跡巡り その9】箱根旧街道杉並木
旧街道石畳から芦ノ湖畔の杉並木へ
甘酒茶屋の先、”箱根旧街道“(箱根登山バス旧街道線”旧街道石畳”傍。箱根登山バス旧街道線路線図)から権現坂を抜けて芦ノ湖畔に到達した旧東海道は、葭原久保(よしわらくぼ)の一里塚を通過するとほどなく杉並木へと進みます。
入り口付近、杉並木の手前に作られているのは、
この杉並木が旧街道に由来するものであることを歩行者に伝える、
二つの石碑です。
この石碑に出迎えられる形で杉並木に入ると、「芦ノ湖まで」の石畳歩きはひとまずフィナーレを迎えます(旧東海道自体はもちろん、まだまだ続きます)。
といっても、ちょっと歩いてあっさり終わるというわけでもなく、雰囲気のある道はしばらく続きます。
元々は旧街道時代、街道を歩く旅人のために木陰を作ろうという幕府の発想が元になって、杉並木が作られたようです(現地の案内書きより)。
732号線とは異なり、まっすぐの道が延びた杉並木の道は、
道中に”箱根旧街道杉並木”の案内板があったり、
戦没者慰霊碑があったりもしますが、
恩賜箱根公園(公式サイト)の駐車場傍で、国道一号線に合流します。
この後、国道一号線沿いを箱根町港方面へと歩いて駒形神社や芦川の石仏群傍へ向かうのが旧街道ルートで、芦川の石仏群の先は、接待茶屋の一里塚(静岡)方面へと進みます。