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【東北・信越青春18きっぷ旅/只見線乗車その4】JR只見線・会津川口駅にて

海岸線/湖畔/河畔

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【東北・信越青春18きっぷ旅/只見線乗車その4】JR只見線・会津川口駅にて

只見線”絶景区間”の中間地点 -JR会津川口駅-

会津若松駅から人気路線・只見線へ乗車し、会津川口駅へ。

会津川口駅は、只見線の路線内で丁度”絶景区間“の真ん中付近に位置する駅です。

ホームの真ん中付近に建てられた駅名標の隣には付近の散策案内図も置かれていますが、

さすがは”絶景区間”の中央付近に位置しているだけあって、ホームのすぐ隣には只見川の水面が冬空の下に映えています。パッと見たところ、そこはかとなく陸続きのようにも見えるホームの向こう側は、実は山影のリフレクションだったんですね。

そんな越後川口駅では約30分の停車時間が設定されていました。

ということで、まずは車両から降りて、駅舎方向へ。

二両編成の車両だということは会津若松駅出発時にわかっていたことですが、ホームから見るとそれなりに長く見える車両も、ホームから降りて眺めてみると、案外というか本来の姿通りというか、やっぱり短く見えますね。

“日本一おいしいお酒が飲める郷”とありますが、かの酒場詩人、”酒場放浪記”の吉田類さんもしばしば会津を訪れているようです。

駅舎の外へ。この建物の反対側にあの絶景が用意されているとはあまり思えないような、スッキリとした瀟洒しょうしゃな表玄関となっています。

ややレトロな洋風を感じなくもないあたり、むしろ”絶景”がカモフラされているようにも感じますね。

駅舎には小さな売店があって、そこでは只見線関連の書籍や、只見線の他奥会津地方のことについてまとめられたパンフレットなども扱われていました。

もうすこしゆっくりしたいところでもあったのですが、会津川口駅からの小出方面行きは一日に三本しか発着していない、この電車に乗り遅れたら次の電車(19時台の終電)まで約3時間30分ほど待たなくてはいけないという事情が前提となっていては、その手のミスは許されません。

ということでややゆとりをもってホームに戻ってみると、隣のホームには会津若松方面行きの只見線が入線していました。只見線自体の運行本数が運行本数なだけに、珍しい遭遇ですね。

見る人が見たら一発でその価値がわかる、という組み合わせなのかもしれませんが(どうやら実際そのようでした)、その道の素人がパッと見たところで、どうも山手線のような電車と、その昔の中央線のような色の電車が同じホームに停まっているようにしか見えませんでした、でもそれはそれで十分珍しいことですよねという(恥ずかしながら、それがこの風景をパッと見た時の個人的な感想でした 笑)、そんな感じのとても珍しい組み合わせですね。

ちなみに、向かって右側に停車している”山手線のような電車”は、2011年の福島・新潟豪雨災害で不通となっていた区間が全線普及・再開したことを祝する形で(参考:只見線簡易史)、2022年10月より只見線に導入された電車(キハE120形ディーゼルカー)、左側(只見川沿い)に停車している赤い電車は、2023年9月より全線開通一周年を祝する形で”復刻版カラー”として運用されている一両編成の電車(キハ110系ディーゼルカー。よく見ると後ろにもう一両、別の色の車両がけん引されています)です(リンクは共に、JR東日本公式サイトで)。

実はどちらにも、おめでたい言われがあったんですね。

付け加えると、只見線が絶景区間に入ってからこっち(だったと記憶していますが、もしかするとその前からあったかもしれません)、「沿線で電車を見かけた人が電車に向かって手を振っている」という光景をよく目にして、逆に電車内からも手を振り返していたりということがしばしばあったのですが、そのことについても、全線再開当日には「手を振ろう」イベントが行われていたようです。

なのでもしかすると、そのイベント以来、一部に習慣として定着していたのかもしれません。

どの道観光客目線で只見線の位置づけを考えた場合、中々気持ちのいいイベントであり、さらには慣習ですよね、といった感じには伝わりました。

・・・といったところで30分の停車時間は案外あっという間に過ぎていき、会津若松駅発小出駅行き只見線の”絶景区間を進む旅”は再び始まりました。

参考:Tetsudo.Com “只見線 キハ110系 朱色塗装車両 運転“、乗りものニュース “タラコ復刻! JR只見線キハ110系 再開1thで国鉄感さらにマシマシに“、”只見線にキハE120形導入 既存8両をデザイン変更 鉄道復旧工事は2021年度中に完了へ“、Response “只見線全線再開記念に国鉄カラーのキハE120…沿線では手を降るイベントも 10月1日

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