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大さん橋国際客船ターミナル(日本大通り、象の鼻パーク傍)

日本大通り駅エリア

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大さん橋国際客船ターミナル(日本大通り、象の鼻パーク傍)

大さん橋へ

about 大さん橋

現役国際港・大さん橋(公式サイト)のルーツは、1894年=明治27年にイギリス波止場(現象の鼻パーク)とフランス波止場(現山下公園)に挟まれた位置に作られた、”鉄桟橋”にあります(参考:大さん橋公式サイト “大さん橋のあゆみ“)。

別名でメリケン波止場とも呼ばれていた鉄桟橋は、かつては橋の下に海水が流れ込む”桟橋”タイプの施設だったのですが、現在の大さん橋はその意味では桟橋ではなく、構造的には岸壁を持ったふ頭と同じ作りになっています(参考:Web版有鄰 第414号)。

“海上に作られた公園”的な機能を有す屋上は、市民からの公募で決定された通称名である”くじらの背中”とも呼ばれていまが、大さん橋の内部は、屋上が背中であることから”くじらのお腹”とも呼ばれているようです。

大さん橋に入港する大型客船情報については、横浜市の公式情報やメルマガなどで得ることができます(横浜市公式サイト “横浜港客船入港情報“、”横浜港クルーズメール“)。

“くじらの背中”一周コースで横浜港の景観を楽しむ場合は軽く小一時間程度かかりますが、もちろん、”あかいくつ号“の時間に合わせて楽しむなど、都合に合わせて調整できます。

くじらの背中へ

バス停付近 -飛鳥Ⅱ、”クイーン”と”キング”-

開港広場象の鼻界隈から徒歩圏内にある大さん橋入り口傍には、あかいくつ号のバス停”大さん橋客船ターミナル”があります。

バス停の向こう側にあるのが大さん橋の正面入り口です。直進方向の二階部分には出入国カウンターや乗船口、大さん橋ホールなどが用意されています。

出入国カウンター等のフロアの屋上階部分が”くじらの背中”です。バス停付近からの移動の場合、バス停横のスロープを上って進む移動が最短です。

この日の大さん橋には、横浜港を母港・船籍港とする飛鳥Ⅱ(公式サイト)が停泊中でした。

大さん橋入り口前付近から象の鼻方向を見た時、正面に位置しているのが”クイーンの塔”こと横浜税関公式サイト)、その右隣りに位置するのが神奈川県警本部庁舎(公式サイト)で、”クイーン”から少し離れたところには”キングの塔”こと神奈川県庁本庁舎公式サイト)も見えています。

二つの建物の手前に見えるのが、象の鼻パークの芝生や観光船乗り場などです。

木道のスロープと”くじらの背中”

あかいくつ号下車後、”くじらの背中”へは、入り口付近から始まっている大きい船の甲板をイメージしたようなスロープを通って進みます。

余談として、くじらの背中のウッドデッキには、耐久性に富んだブラジルの国樹・イペが使用されていますが、全てをつなぎ合わせると約450キロの長さ(およそ横浜・京都間の距離!)になるようです。

超大型船の甲板のように見える”くじらの背中”は、海に向かってまっすぐ伸びています。

入り口から先端までは結構な距離があるのですが、

歩みを進めるにつれ、”構造的に桟橋ではない”ということが、体感で理解できるような気分になります。”橋”というよりは、”船”に近い感じです。

中央部分には一部芝生エリアがあるので公園ぽく見えたりもしますが、大さん橋を含むコースは、ジョギングやウォーキングのコースとしても人気があるようです。

“背中”の左右を行ったり来たりもできるため、周辺の風景を方々から楽しめます。その一方で、立地が海上なので風が強く、季節によっては日差しも強烈です。

“くじらの背中”からの周辺風景

象の鼻パークや赤レンガパーク、あるいは山下公園から停泊中の飛鳥Ⅱを見ると、飛鳥Ⅱの大きさ自体が際立って見えるのですが、反対に”くじらの背中”から周囲の様子を見ると、その場合には大さん橋自体の大きさが際立って見えます。

飛鳥Ⅱも大きいのですが、それ以上に大さん橋が大きいということが実感できるんですね。

くじらの背中を歩くと、左右にそれぞれオススメビュースポットの提示がされています。山下公園方向には、氷川丸とマリンタワーが同時に望めるスポットが提示され、

みなとみらい方向には、赤レンガパークランドマークタワークイーンズスクエアなど、特に夜景が抜群に映える一帯を望むスポットが提示されています。

大さん橋の先端からは、ベイブリッジと鶴見つばさ橋が視界に入ります。手前の海上を進むのは、山下公園の乗り場に向かうシーバスですが、この付近の海上は、シーバスのみならず他観光遊覧船も頻繁に往来しています。

くじらのお腹へ

ホール、ロビー

“くじらのお腹”こと大さん橋の二階部分へは、正面のバスロータリー側からでも入れるのですが、くじらの背中側から回り込むことも出来ます。

直進方向(陸側)でロビーへ、Uターン方向(海側)でホールへと向かえますが、

どちらに進んでも、”くじらの背中”(大さん橋屋上)から続く、ウッドデッキ風の道が作られています。

大さん橋ホールへの道は、青くライトアップされています。

出入国ロビー

“くじらのお腹”こと二階フロアは思いのほか天井が低いようにも感じるのですが、出入国ロビー周辺には、どこか空港ロビーのような雰囲気があります。

“横浜へようこそ”は、乗船口から出てきたときに目に入る位置に掲げられていますが、

訪日客へのサービス、横浜というよりは「日本へようこそ!」的に作られた一帯は、正面入り口方向へと続きます。

“くじらのお腹”と横浜港

ホールにはストリートピアノも置かれていて、演奏されている方もぼちぼちいるようです。

景観抜群の休憩所は、ボチボチ人気を博す一帯になっているようですが、

傍には乗船口、その遥か向こうにはベイブリッジも望めます。

“くじらのお腹”から”くじらの背中”へは、結構いろんなところから通路が通されています。

観光船”ロイヤルウイング”乗船カウンターも”くじらのお腹”にありますが(2023年5月現在、営業休止中です。参考:ロイヤルウイング公式サイト)、

観光案内や地元球団・DeNAベイスターズのPR、

帆船の模型などなど。”お腹”には結構見どころがあります。

突き当たりは大さん橋の正面入り口で、

向かって左側にはあかいくつ号バス停があります。

アクセス

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