【横浜観光FAQ】みなとみらいへのアクセスと、おすすめみなとみらい観光

新港地区とみなとみらい

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【横浜観光FAQ】みなとみらいへのアクセスと、おすすめみなとみらい観光

みなとみらいの位置付けと、みなとみらい21計画

概要

想定を超える急激な膨張や自然災害・戦災の発生などによって、結果的につぎはぎの繰り返しによって発展せざるを得なかった横浜の街において「市が主導する形で能動的な統一感を持たせようじゃないか」、といったことが狙われた計画が「みなとみらい21計画」という横浜の都市計画です。

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横浜はただ順風満帆に発展・成長してきた街なのかというと、むしろその真逆の歴史を有している部分も無きにしも非ずで、見るところを見れば市外からイメージする以上に、市内はバラバラだったりもします。

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つまり、今の横浜にとって一体何が本当のところなのか(果たして市域が持つ統一イメージや市民の共通認識は存在するのか、今となっては巨大な人口規模にこそその本質があるに過ぎない街なのか、結局は東京のベッドタウンであることが最終進化形態なのか、それでもかつて開港都市であったことが、今でも遺伝子的に市民の気質に影響を与えている部分があるのか等々)、未だにいまいち分かりづらい面を持っている街だったりもするんですよね。

ベイスターズが優勝すると天変地異が起こったかのように横浜中が湧きかえる現象、あれって前回は38年に一度の出来事だったからだという珍しさももちろんあったでしょうけど、この辺りのもやもやをズバッと射抜いてくれた爽快感があったことにしても、多々あったんじゃないかと思えてくるんです。

これなんだよ、同じ横浜市民としてこういう分かりやすい盛り上がりが欲しかったんだよ、というような。

市民が持つ「開港都市」的なものへのイメージや愛着にしても、それなりにカオスなのが本当のところじゃないかなーなんて思ったりもしますが、そうなるに足るだけの理由が元々あるにはあったというのもまた、本当のところなんですね。

ある日突然お国の事情で唐突に開港し、開港後は想定を超える規模で通商が拡大した、貿易港としての成長や日本の近代化、さらには横浜の発展と共にあった人口の急増により、やがて開港地は光と影を生じることとなった、それでも膨張は続いていった、

その途上で関東大震災が発生し、第二次世界大戦末期には横浜は大空襲を受けた、戦後は市の中心部の大半がGHQによって接収された、接収期間分遅れて参画することになった高度成長期、横浜の臨海部は日本を代表する4大工業地帯をリードする地域(京浜工業地帯)となった、同時に進んでいたのが断続的に続く市内への人口流入と、それに伴う新興住宅地開発、さらには果てしない人口膨張だった、

・・・等々。

それは、街は発展するでしょうけど、どうにも「まずはじめに街の発展ありき」ですべてが進んできた感は否めません。結果数々の恩恵を被れた部分もあったとはいえ、元々を考えたら完全に受動的な姿勢で、何もないに等しいところから始まったのが横浜の歴史です。

全ては勢いに流されつつの発展だったのだとしても、その場合の勢いは、そもそも日本の歴史を変える規模の勢いだったこととも併せて考えれば、「どこかにカオスな何かが見え隠れする」イメージが生じたとしても、やはり無理からぬ話ではあったでしょう。

その結果、とうとう戦後の高度成長期に市としての大鉈を振るう必要が出てきたと判断されるに至りました。

そこに至るまでの歴史を振り返れば、どこか横浜らしからぬ意思が光る(というと語弊があるかもしれませんが)、英断といえば英断ですよね。

「市として振るう大鉈」こそがまさにみなとみらい21計画であり、都市再開発の中心地となったのが、県下随一のターミナル駅である横浜駅周辺エリアと、横浜・神奈川を代表する官庁街かつ横浜はじまりの地である関内エリアのちょうど中間点にあたる、みなとみらい地区です。

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二つのみなとみらい

ということで、昭和の高度成長期以来継続している「みなとみらい21計画」に沿った街づくりにおいて、中核エリアとなっているのがいわゆるみなとみらい地区なのですが、みなとみらい地区は、概ね二通りに区分できます。

1.町名がみなとみらいとなっている狭義のみなとみらいと、2.冒頭で記した「21計画」の対象となっている「広義」のみなとみらいエリアです。

それぞれ前者はみなとみらい線・みなとみらい駅を中心とする一帯に、後者は横浜駅東口からJR桜木町駅界隈(みなとみらい線の新高島駅~日本大通り駅間)にかけて、沿岸部に広がっています。

後者については、そのまま「みなとみらい」と捉えるよりは、「みなとみらい21計画の対象地域」と捉えた方が分かりやすく、かつ正確かもしれません。

行政区分では中区と西区にまたがっているというわかりにくさ(?)もみなとみらい(広義)の特徴ですが、一般に「みなとみらい」といった時にイメージされる「何か」は、ほぼ町名に「みなとみらい」が付くエリアに収まっています。

ランドマークタワー、クイーンズスクエア、パシフィコ横浜、横浜美術館、マークイズ、コスモワールド等々。これらの施設はみな、みなとみらい線・みなとみらい駅を中心とする一帯に位置しています。

 

みなとみらいへのアクセス

横浜駅を起点としたみなとみらい観光の場合、みなとみらい線でみなとみらい駅へ向かうのが無難ですが(中心部への距離的に、次点でJR桜木町駅経由がお勧めです)、横浜駅東口バスターミナルから市営バスを利用することも出来ます(例えば26系統105系統などを利用し、桜木町駅前下車)。

海からの観光の場合、シーバスの「ぷかりさん橋」乗り場がインターコンチネンタルホテルのすぐ傍海側に用意されていますが、陸路と海路を目的や気分によって使い分けることで、みなとみらい観光のバリエーションを豊富にすることが期待できます。

 

お勧めの楽しみ方三選

みなとみらい21計画の対象エリアである「広義のみなとみらい」についてはその限りではありませんが、狭義のみなとみらい、つまり町名に「みなとみらい」が付く街はみなと横浜にあって新興のエリアです。

極論すると、みなとみらいでは、「みなと横浜」といった時にイメージされる歴史的な「何か」はほぼ期待できませんが、その代わりに、市内でもほぼ最先端のインフラを体感することが期待出来ます。

5年10年の幅で考えたとき、今なお、常に何かが変わっているという人工的な活気を伴っていることも特徴としてあげることが出来ますが、狭義のみなとみらい(いわゆるみなとみらい)をターゲットとするみなとみらい観光では、ざっくり三通りの楽しみ方が期待出来ます。

まずは観光客として楽しんでみる、次いで地元目線で楽しんでみる、双方に共通の部分として「海沿い」を楽しんでみる、以上の三通りです。

 

観光客として楽しむ

みなとみらい観光最初の見どころは、やはりみなとみらい駅です。

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ホームの雰囲気や駅構内から望める地上階への大エスカレーター、大エスカレーターから望むみなとみらい駅等々、駅そのものが観光スポット化している感もあります。同様のことは桜木町駅前とみなとみらいエリアを結ぶ動く歩道にも言えますが、観光云々以前の段階でインフラ自体が見せ場となるのも、みなとみらいの特徴ですね。

次いでということであれば、ランドマークタワーの展望台に上ってみる、ランドマークタワー隣に位置する日本丸メモリアルパークに行ってみる、さくら通り沿いを歩いて海方面(パシフィコ方面)に向かってみる、美術に興味があるのであれば横浜美術館に寄ってみる(2021年3月~2023年度まで改装のため休館)、遊園地的なものに興味があるならコスモワールドに寄ってみる、等々。

所々に点在する「横浜ならでは」「みなとみらいならでは」を訪ね歩く時間がお勧めです。

 

地元民として楽しむ

「みなとみらいと言ったら何?」という部分って、港町としての部分ではなく、商業施設にその解答が集中している感が無きにしも非ずです。

ランドマークタワーランドマークプラザクイーンズスクエアマークイズ、桜木町駅前のコレットマーレ等々。大型イベントホール・イベントスペースであるパシフィコ横浜もここに列挙することが出来るでしょうか。

単体でもそれなりの集客を見込めそうな商業施設が割拠していること自体が個性だといえる部分、みなとみらいと言った時にイコール上記の商業施設みたいなイメージが出てくる部分も、多分にあります。

実際、市民同士の会話で「みなとみらいに行った」ことが話題となる場合は、仕事絡み以外であれば、十中八九これらの商業施設に行ってきたことを意味するようにも感じますからね。

ただし、それではみなとみらいに行って何をするのかといえば、「たまにはいつもと違うところでランチ・ディナーしよう、お茶しよう、ショッピングしよう」に尽きてしまう部分もあると思うので、そうなるとそれをわざわざ「観光」と捉えることに引っかかりを覚えてしまう部分、多々あると思うんですよ。

しかし、それはそれでみなとみらいが持つ街の個性だというのであれば、避けて通ること自体がどうなんだろうという気持ちにしてもまた、ないわけではなく。

こと「横浜観光」ということであれば、みなとみらい線沿線だけでも他に見るべきところはいくらでもある、かといってみなとみらいはみなとみらいで市内でもトップクラスにキャラが立った街なので、凄く悩ましいところといえば悩ましいところなんですよね。

ということで、初回のメインとしてではなく、やや横浜になじんできた時点でのお勧めとしたいのが、上記した商業施設を渡り歩いてみる、というタイプのみなとみらい観光です。

ただ徒に消費に明け暮れるという類の時間ではなく、お気に入りの、あるいは買ったばかりの文庫か新書を持って、グランモール公園を歩き、TSUTAYAと一体になっているスタバに向かうというような時間を挟むこともお勧めです。

みなとみらいで買った本をみなとみらいで読んで帰りたいということであれば、そこそこ大きめの本屋さんが、それぞれランドマークプラザ2F(くまざわ書店)、コレットマーレ5F(有隣堂、story story yokohama)、マークイズ地下4F(くまざわ書店)にあります。

読書の時間や好きな本探し、雑貨やインテリアをはじめとするウインドウショッピング、さらにはカフェの時間等々に並べるプランとしては、みなとみらいホール(2021年1月より、2022年10月まで改修工事のため休館)でのコンサートを予定に含めておくと、さらにいうこと無い時間を過ごすことが出来ます。

 

海沿いエリアを楽しむ

上記した二通りの「みなとみらい」を楽しむ場合、そのいずれにも含めることが出来るのが、海沿いを歩く時間を楽しむというタイプのみなとみらい観光です。

ランドマーク横からさくら通りを歩いてパシフィコ横浜前まで、そこで右折してカップヌードルミュージアムパークを歩くというコースは、初回横浜観光でもお勧めの街歩きコースです。

クイーンズスクエア内部を突き当りまで歩き、さらにパシフィコ横浜を突っ切る形で海沿いに出たときにたどり着く臨港パークでゆっくりするという街歩きコースは、広い芝生広場がある分、地元民目線でも色々な楽しみ方が期待出来ます。

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