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【秋の妙高安曇野ドライブ旅 その2】ラーメン・ドライブ・洋食器と燕三条
燕三条系ラーメンと、燕三条ドライブ
燕三条系ラーメン
関越道を降りた後最初の観光スポットと目していたのは、ご当地ラーメンや洋食器でおなじみ、いわゆる燕三条エリアです。
「燕三条」というエリア名については、元々燕市、三条市という隣接する二つの市にまたがった燕三条駅が上越新幹線の駅に誕生して以降、定着していったようです(現在でも、弥彦線の燕駅、信越本線の三条駅が、上越新幹線の燕三条駅とは別に存在します)。
ラーメンについては、その最大公約数的な特徴を列挙すると、太麺、魚介出汁、豚の背油を使ったラーメンが、いわゆる燕三条系ラーメンです。
「太麺」「とんこつしょうゆ」が売りである家系ラーメンでラーメン舌を育てた横浜市民的には、太麺でこってり、なおかつヘルシーな魚介風味も楽しめるというラーメンに対しては、親しみと好奇心を同時に感じてしまう魅力があります。
「まるで知らない初めての味」ではなく、「自分が良く知るあの味に近い味(ただし同じではない、しかも土地の名物)」が旅先で名物として楽しめるということ自体、中々刺激的ですからね。
ということで、今回特に目当てとしていたのは、前回の弥彦訪問時、滞在が週一の定休日(月曜日)に被ってしまったために食べることが出来なかったという名物店、杭州飯店(食べログ)のラーメンでした。
今回こそは! と思ってルートに含めることにしたのですが、残念ながら杭州飯店は都合により臨時休業でした。
うーん、またしても・・・、ということでその後なんとなく入ったお店の名前はラーメン勝(食べログ)。
偶然たどり着くことが出来たお店だったのですが、なんと今年夏前の訪問時にも食べたお店でした。
実に不思議な縁があるお店だなと思いつつの遅めの昼食、今回も美味しかったです。
燕三条ドライブ
時系列的には「ラーメン」に先行していた時間帯にあたるのですが、
関越道下車後の道すがらの風景も、山と緑が中心でした。
延々続く田んぼの中を、遠くに山を見ながら走り続けていくという感じの道は、越後線の沿線には結構あったように記憶しています。
元々、こういう風景を楽しみたいからのドライブでもあったんですよね。
燕三条の洋食器
洋食器の展示
ラーメン勝すぐ傍にある道の駅は、道の駅 燕三条地場産センター(公式サイト)です。
洋食器の展示・販売がメインの一つとなっているので、
売店前のエリアでは、代表的な洋食器等がウインドウ越しに見物できるのですが、
結構大きいスペースなので、この一帯だけでもそれなりに見ごたえがあります。
最新の技術で作られた伝統的な工芸品が、奈良井宿の元櫛問屋 中村邸の土間や、あるいはその昔岐阜県・白川郷(公式サイト)から移築されたという三渓園の旧矢箆原家住宅のような、伝統的な日本家屋に似合いそうだなどと考えると、新旧の日本の融合を思わせるようだというか、色々想像も膨らみますよね。
研磨機もおいてあるのですが、
“研磨後”のスプーンには、iPhoneを構えているところがはっきり映っているのが分かります。
燕三条の洋食器づくりが持つ技術で研磨されるとスプーンもピッカピカになるのだということが、わかりやすく展示されているわけです。
洋食器売り場へ
冒頭の写真にも写っていましたが、
洋食器等売り場のコーナーの手前では、三条市出身の故・ジャイアント馬場さんがお出迎えです。
洋食器の街なだけに、ステンレス製のアルコール消毒器も用意されているようです。
中に入ると売り場面積は結構広く、洋食器以外のコーナーもありますが、洋食器のコーナーにはかなりのスペースが割かれています。
スプーン、ナイフ、フォークの他、湯飲み、フライパン、なべ、包丁、ボウル、マドラー、カクテルシェーカー等々。とりあえずステンレスで作れそうなキッチン周りの製品はほぼ全て置いてある感じで、それ以外にはペーパーナイフなんかもあったりしました。
コーヒーメーカーと、その周辺用具。さりげなくカクテルシェーカーも置かれています。
一式揃えて、「燕」だけで沸かした一杯を飲んでみたくなってきますね。
実際の味もさることながら、雰囲気が押し上げてくる「隠し味」要素についても少なくなさそうです。
変わったところでは、ツバメつながりで、東京ヤクルトスワローズのグッズも売られています。
2010年から、燕市とヤクルトスワローズは公式な提携関係にあるようです(燕市公式サイト “ヤクルトスワローズとの交流“)。
およそ鉄やステンレスを使って作れそうなものは何でもあるということで、農具も置いてある他、DIY関係の道具も揃っていました。
あちこち見どころだらけの一角なので、小一時間くらいの時間はあっという間に過ぎていきます。
(続く)