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【群馬/新潟青春18きっぷ旅:初日その1】根岸線山手駅から、信越本線横川駅へ
早朝の横浜発
早朝のJR山手駅
AM5時台、始発から約1時間後のJR根岸線・山手駅前の様子です。
2019年以来4年ぶりとなった今回の青春18きっぷの旅では、出発駅候補として考えた駅はいくつかあったのですが、最終的にみなとみらい線の元町中華街駅、JR根岸線の山手駅・石川町駅の三択から、山手駅スタートを選択することにしました。
早朝の山手駅は、通勤・通学ラッシュ前の時間帯であれば概ねこのようなものかな、と思わせるような雰囲気が強く、ホームで電車を待つ人も少なからず、多からず。早朝の根岸線自体も概ね似たような状況で、石川町駅は結構空いている、関内駅も桜木町駅も同様でしたが、やはり横浜駅からは割とガッツリめの混雑へ。
電車の中から”始発直後”感が消え、一気に目が覚めてしまう瞬間ですね。
早朝の横浜駅ホーム
とはいえ、横浜駅でもやはり電車が一本出てしまうと、時間が時間なだけに駅のホーム自体はガラガラです。根岸線ホームから東海道線ホームに移動してみると、ホームで電車を待つ人はほぼゼロの状態でした。
日中の横浜駅ではあまりお目にかかれないような風景も早朝ならではですが、横浜駅からは、まずは5時53分発の上野東京ラインで高崎駅へ。
横浜駅を出発後、終点・高崎駅には8時15分の到着予定です。
朝の上野東京ライン
横浜発
この時間帯に約2時間かけて東京・埼玉エリアを抜けるということで、ラッシュのピークタイム(概ね7時前後~8時30分くらいまで)にそのど真ん中に突っ込んでいくという行程です。
横浜駅に着いた東海道線(=上野東京ライン・高崎行き)は、既に割と混んでいました。
人がギチギチに詰まっているという混み方ではなく、座席はほぼ埋まっている上で、”混んでいる”と認識できる程度には立って乗っているお客さんもいるといった程度の混み方です。
前回の18きっぷ旅では、”朝一”を外した代わりに漠然と混雑する電車に乗車することになったのですが(参考:横浜駅ー新宿駅ー高尾駅(JR湘南新宿ライン、JR中央線))、いずれにしても旅情の欠片もない区間の通過を余儀なくされることになるということで、ここは首都圏発の18きっぷ旅ではある程度不可避のパートであるともいえる部分ですね。
横浜発の電車で座れるかどうか、高崎まで立ちっぱなしということは恐らくないにしても、都内抜けるまでは厳しいかな、などと思わなくもない部分にしてもあるにはあったのですが、今回は幸運なことに、偶然、自分の目の前の一席だけが横浜駅で空いてくれました。
乗車後、自分の真横に座っていた人がすっと席を立って、そのまま下車していったんですね。
朝早い電車か、あるいは夜10時過ぎの(お酒臭い)電車でしばしば見かける、「あと一歩間違えたら寝過ごしてしまう、そのギリギリで目が覚めた(そしてフラフラと降りていった)」という感じの下車だったのですが、
(え?まじで?ラッキー!)
なんていう幸運のおかげもあって、横浜から終点高崎まで、座って移動することが出来ました。
通勤ラッシュの都心
横浜駅発後、新橋駅までは緩いラッシュ並み、東京駅・上野駅間で一度車内がガラガラに近い状態となったあと、赤羽駅から再び混雑がはじまり、以降は埼玉県内で延々混雑が続きました。
大宮駅でとどめともいえる激混みになった時の時間は、6時52分。
朝の通勤通学ラッシュ、ピークタイム突入ですね。
都内、埼玉を経て高崎へ
通勤・通学電車以外の何物でもない電車の中で、外の景色を見るでもない、かといって他にやることがあるでもないという状況下、座ってるだけでウトウト。気がつけば熟睡タイムとなった後、寝たり起きたりを繰り返しているうちに本庄駅でようやく車内がガラガラになった時には、既に8時近くになっていました。
通勤通学のラッシュを抜け、埼玉を抜け、ほどなくJR高崎駅へ。
定刻の、8時15分に到着しました。
高崎駅から横川駅へ
ドア開閉ボタン
高崎駅からは、横川駅行きの信越本線に乗車しました。
ここからがいよいよ18きっぷ旅のはじまりだといえる路線への乗車だとあって、さすがにテンションも上がります・・・とはいえ、一度上野東京ラインの中での熟睡タイムを挟んでいるので、いまいちピンと来ないものが無きにしも非ずな中での”スイッチ・オン”となりました。
例えば、といったところでは・・・
乗降がボタン式ドアを通じて為されるということは、その車両で降りるお客さんがいなければその車両のドアは開かないということなのですが、高崎駅の次の北高崎駅での停車中、「信号か何かの関係で一時的に止まってるのかな?」などと思ったら、普通に駅に停車していただけだったという、そのことに気が付くのに若干時間がかかったんですね 笑。
「あれ? あれ? なんで停まっているの?」
「まあ、時間通りなら別にいいか」
「いや違う、停車中にドアが開いていないだけなんだ! 笑」
そんな状態で徐々に目が覚めながら、終着駅の横川駅に着く9時22分まで、信越本線乗車が続きました。
ローカル線の車窓から
とはいえ、やはりローカル線は車窓からの風景が抜群です。その上車内も空いていることが多く、適度に静かでプライベート感も強まって来るので、寝ぼけ頭、寝ぼけ眼だったとしても乗車時間と共に目も感覚も冴えてきます。緑の中にきれいな川があって、
遠くまで連なっていく山々の景観も絶品です。
おまけに、割とそれらの風景を独り占めできることもしばしばだとあって、否が応でも目は冴えて、テンションは上がって来ます。
信越本線横川駅着
その後定刻の9時22分、JR信越本線の横川駅(公式サイト)に到着しました。
いよいよ、4年ぶりの18きっぷ旅のはじまりです。