【横浜街歩き/新港地区】赤レンガパーク

新港地区

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【横浜街歩き/新港地区】赤レンガパーク

赤レンガパークと赤レンガ倉庫

赤レンガパーク

赤レンガパークは、赤レンガ倉庫(二号館)のすぐ隣に位置する緑地広場です。

横浜市の公式サイトが紹介するように、緑地の中から大さん橋、さらにはベイブリッジが望めることが売りの一つとなっている公園で、

イメージ的には、「緑の中から臨む赤レンガ」といった含みもあるでしょうか。

そのあたりは、馬車道側から進んだ場合、赤レンガパークの手前に位置する新港中央広場から望む赤レンガの延長上にあるものでもあります。

なのですが、そもそものはじまりが「本来の用途で使用されなくなって久しかった保税倉庫(税関手続き待ちの商品を保管するための倉庫)の再利用」にあった赤レンガ倉庫同様、かつての姿が遺されている部分にも、赤レンガパークの魅力が宿ります。

 

旧税関事務所遺構

赤レンガ二号館のすぐ隣にあるのは、かつてこの場所にあった税関事務所の遺構です。

遺構の専有面積が大きいことから、

この遺構越しに大さん橋方向が望めれば、

ベイブリッジも視界に入ります。

みなとみらい方面を背景に。

かつてこの場所にあったはずの税関事務所がなぜ遺構となってしまったのかといえば、関東大震災に被災したためです。

その事情は横浜の中心部で現在もしばしば確認することが出来るのですが(例えば日本大通りに作られた慰霊碑、石川町駅傍から始まる大丸谷坂沿いに作られた震災地蔵尊、元町公園内・エリスマン邸裏に遺された山手80番館遺構等々)、「かつて」の姿は現在、遺構傍に設置されたプレートで確認できます。

今やひところの荒れ果てた姿から完全復活して、「第二の人生」真っ只中の赤レンガ倉庫隣にあって、横浜港のかつての繁栄や、人知の及ぶ範囲の限界など、色々なものを教えてくれるような雰囲気を持っています。

今もかつても活かされているという付近一帯の「公園づくり」があれば、やはり目の前には横浜港、背後にはみなとみらいというロケーションも、いい具合に気分を高めてくれるところとなりますよね。

 

旧横浜港駅プラットフォーム

もう一つのポイントとしては、「旧税関事務所遺構」を説明したプレートの向こう側にもかすかにその姿が見えていますが、

赤レンガパーク内からはもちろん、赤レンガ倉庫傍からもその姿が確認できる、島式ホームっぽい「何か」です。

よく見ると、新港中央広場方向から延々と、

赤レンガパークの北西の端に向かって、線路のようなものが伸びているのがわかります。

「線路のようなもの」はかつて本当に線路が通されていたことの名残り、「島式ホームのようなもの」は、かつてここに本当に鉄道駅があったことの名残りで、かつて線路の先には「横浜港(よこはまみなと)駅」という、実在の駅が置かれていました。

ちなみに横浜港駅は、東京駅から繋がる汽船連絡列車の終着駅として機能していました。

赤れんがで作られた倉庫の隣に豪華な税関事務所があり、そのすぐ隣には都心から船着き場への連絡列車の駅が作られていたというのが、かつての新港ふ頭の姿だったわけですが、

時はあたかもかつて国是としていた富国強兵が実現しつつあった、殖産興業の成果華やかなりし時代です。鉄道網の整備もその一環に含まれた事業だったと捉えるなら、横浜港駅の開業は、国が強くなり富んだ証だったとも捉えられたところでしょう。

横浜港駅在りし日の横浜がどの位眩しい開港都市だったのか、想像に難くない気もしますが、

当時の横浜は現在もなお、かつてとは違った形で残されています。

 

アクセス

みなとみらい線・日本大通り駅からも馬車道駅からも徒歩圏内です。

 

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